風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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雨の土曜日

今日は編集作業の日だったがパス。月末に元の会社技術部主催のコンペが予定されており、かつ今回の参加者は16名といつになく賑やか。しかも今年3月のコンペではシングルハンデにもかかわらずブービーという情けない結果だったので、名誉挽回のため唯一時間が取れる今日の午後、赤羽GCの夕刻ハーフプレーに行くことに決めていた。そもそもシングルハンデということ自体相当おこがましいのだが、優勝するとハンデが30%削減となるため3回優勝すると元のハンデの三分の一になってしまう。

夕方から雨雲がかかると気象庁のパソコンが言っていたので2時前に出かけようと外に出ると、見計らったように雨が降ってきた。途中で少々雨に遇うのは仕方ないと思っていたが、出発前だとさすがに行く気は失せた。おかげで土曜日らしいまったりした気分のうちに夜になる。

夕食の時に先日送られてきた天覧山の「ひやおろし」を開ける。日本酒用のグラスに注がれ、「どう?」と訊かれるもなんだか薄っぺらに感じる。そこでおちょこを2種用意、大きめの分厚い陶器のぐい飲みと、白い薄手の小さめのぐい飲み。この三種の器で改めて飲み較べ。一番美味しく感じるのは二人一致して白い薄手だった。

先日送られてきた孫の写真

(追記)思えば今日は金曜だった。
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EV の行方(2)

さて蓄電池と充電の問題、書くとなると結構面倒なので放置していた。幸いなことに19日の日経新聞朝刊に早大名誉教授 の大聖泰弘氏が「移行期間 意外と長く」と題する論説を寄稿していて、EVの問題点をあっさり明瞭簡潔に述べておられた。氏の専門は自動車工学。国土交通省の交通政策審議会や経済産業省総合資源エネルギー調査会などの委員を歴任。70歳という方。

書こうとしていたことと主旨が同じだったので、 ならばこれで代用しようと昨日からEVの記事を書いている。よって以下丸ごとコピペ。補足すると長くなるので今回は手抜き。

2040年までにガソリン車やディーゼル車が全てEVに置き換わるような見立てが出ているが、行き過ぎだ。移行期間は意外と長いだろう。

理由は3つある。第1に蓄電池の性能だ。いまのリチウムイオン電池は重すぎる。同じ電力貯蔵量のまま重さが半分か3分の1にならないと、ガソリン車の走行性能に太刀打ちできない。

第2は急速充電インフラの問題だ。いまの設備はフル充電に1時間かかる場合もある。給油所並みの短時間を目指して設備容量を増やすと、一般家庭の100倍の電力を消費するインフラが町中にできる。安全に管理するため送電網や蓄電池の整備が課題になる。

第3が環境対応と両立するエネルギー源の確保だ。50キロワットの急速充電器を使って1度に2万台を充電するには、原子力発電所1基分の発電設備が必要だ。火力発電で賄おうとすれば、二酸化炭素(CO2)排出量を減らせない。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を満たすため大幅な節電が求められるなかで、EV用として特別に電力を確保できるのかは疑問が残る。


要するに、EVは確かに熱効率が高いのでそれなりのメリットが認められるが、自動車として主流になるためには問題点、しかも致命的な問題点もいくつか認められるということ。実際EVはゴルフ場のカートなどで実用化されており、その機能を生かせる範囲では極めて有効な移動手段になるだろうが・・・。

もう一つ、EVに必須となるのがリチウム蓄電池のリチウム。ビッグバンで宇宙が開闢し、最初に生まれた物質が水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウムの4元素。どのくらい生まれたかも計算されているが、普通の人は宇宙物理学には手を出さない方賢明。それら水素、ヘリウムが凝縮して第一世代の恒星が生まれ、これら原始星内部の核融合でリチウムから鉄までの元素が生成された。現在の地球のリチウムは原始星が死滅する際の爆発によって宇宙にまき散らされたものである。実はリチウムだけでなく全ての自然に存在する元素も同様の起源なのだが、なんとなくリチウムについては敢えてこう記したくなる。

というありがたそうなリチウムだが、これが地球では、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、中国に偏在している。以下JOGMECのHPから。リチウムと言っても単体では存在しがたいので、炭酸リチウムか水酸化リチウムとして扱われ、蓄電池には両者が用いられる。レポートは2016年版でデータは2015年まで。

まず2015年までの10年間の国別生産量。うなぎ上りかと思っていたが大きく見れば漸増、ここ4年間はわずかではあるが減少している。EVが騒がれ始めたのが2016年頃だからだろう。生産量としては年間3万トン強と意外と小さい。また先に上げた4か国で世界の95%以上を生産している。この寡占状態は石油におけるOPECの比ではなく、もしカルテルでも結成されたらこれら4か国がEV市場の命運を握ることになりそう。要するに価格が暴騰する可能性があるということ。
リチウム生産量

次に日本の輸入状況。けっこう年較差が大きいが、こちらも2015年までは増加しているわけではなく、平均3000-3500トンというレベルで、生産量の10%ほどを日本が輸入している。なお、これらリチウム化合物は電極として用いられるだけでなく3割ほどは他の用途にも用いられる。
リチウム輸入数量

さて価格。なぜか輸出量も記録されているが微量なので無視。輸入価格は2015年の平均で7$/kgと意外なほど安く、かつこの10年間ほぼ一定というイメージ。生産量(=需要量)がほぼ一定だからだろう。今後世界でのEV販売が促進され、さらに英仏中が2040までにEVに、などとなれば価格は暴騰するのだろう。
リチウム輸出入価格


現在でも日本ではEV車を購入すると少なからぬ補助金が出る。EV販売を促進するほど税金が投入される構造。何かヘンだよなと思う。多分、太陽光発電と同じ道をたどるのではないだろうか。

最後にMarkit社によるガソリン車などの内燃機関を使用する自動車数(?)の予測。リーマンショックの起こる直前まで、アメリカではサブプライムローンに関する問題が一部で顕在化していたが、その時の詳細な資料を日々アップしていたのがMarkit社。こんなところで再会とは懐かしい、ということではなくこの会社のデータには信頼感がある。で、結論は、ガソリン車に代わりハイブリッドが増えるが内燃機関社の総数は増え続けるというもの。
エンジン車の将来

以上長くなったが、日本においては、EV車の普及はEV車の機能が適切と思われる地域では普及すると思われるが、少なくとも2040年までに劇的な変化があるとは考えにくい、というのが結論。

EVの行方(1)

世界に電気自動車(EV)化の大波が押し寄せている。フランスや英国が2040年以降、ガソリン車やディーゼル車の販売を禁じると表明。中国も追随を検討する。市場を席巻してきた内燃機関の優位が揺らぐなか、日本はどんな道を選ぶべきか。と日経新聞の記述丸ごとコピペで始める。その通りで7月に英仏、9月に中国に関する推測記事が出て株式市場はEVで賑々しい。さてEVは「環境に優しい」というが本当かな?というのが最初の印象。世の動きとは無関係に一部の記事に関しては割と疑い深い。

EVに関していろいろ調べた。「EVは環境に優しい」というのはトータルの熱効率の問題。基本的に“Well to Wheel”、「生産された石油から車輪を回すまで」、という概念があって意外とフェアにEVが評価されていた。個々の要素はさておき、外観するとこんな感じ(下表)。一言でいうと、EVでは発電以外の熱損失は意外と少ない一方、ガソリン車に代表される内燃機関の熱損失は大きく、よってトータルで見た熱効率も悪い。大規模な火力発電所もエンジンも石油や天然ガスの熱エネルギーを他の形のエネルギーに変換する訳で、思えば単位エ変換ネルギー当たりの熱損失は規模が小さなエンジンの方が大きいに決まっている訳だ。
熱効率

さてガソリン車対EVのWell to Wheel熱効率は、上記の表ではその差が3倍に開いているが、個々の要素に問題ありなので詳しく見る。

まず発電所の熱効率。東京電力のHPに自社の発電所の熱効率(赤)と諸外国や日本の平均熱効率の比較が掲載されている。見て見て東京電力ってすごいでしょ、というわけで一番高いが、その熱効率は50%を割っている。
火力発電熱効率jpeg

片や自動車。絵はないがトヨタのHPによると、プリウスの2016年12月6日に発表した新2.5Lエンジンは熱効率で41%を達成し、これまでトヨタで最高効率だった「プリウス」向けの1.8Lエンジンの40%を超えた。同エンジンは従来の「2AR」型の後継エンジンで、2017年に中型車に搭載される予定。 とある。平均的には30%以上あるようだ。

これはそれぞれ上表の60%と12%に対応する値。実際の差はそれほど大きなものではなさそうだが、W to Wベースで見ても、EVの方が熱効率が良いという事実は動かない。だから「EVは環境に優しい」という表現は正しく見えるが、部分的真実をもって全体もそうであるような印象操作の感満載。正確には「熱効率に関してはトータルで見ればEVの方が高い」というのが正しい表現。

確かにEVは熱効率では優れていることは理解したが、内燃機関エンジンにはない蓄電池と充電という問題がある。

(続く)

第10回日本一行詩大賞・新人賞授賞式

例年恒例の「アルカディア市ヶ谷」での日本一行詩大賞の授賞式。今年の大賞は、小紋潤氏の歌集「蜜の大地、新人賞は中村光声氏の句集「聲」。中村光声氏は「河」の同人であり、編集の一員でもあるのでよく知っている仲。今回は大賞候補が4作品、新人賞候補が5作品ということだったが、敢えて瞠目すべき作品はなかったので感想はパス。
20170919-1.jpg

授賞式に先立ち、発行所にて編集部員や事業部員も交える中、「河」大会懇親会でのスライドショー原案を初公開。けっこういい感じでできたと自己満足度が高かったのだが、結果結構評判は良く原案通り可決成立。

授賞式での個人的エピソード。式の受付開始時刻前に喫煙所に行き、トイレに寄った。トイレに入ると、Fさん(女性)と和服を着たSさん(女性)がいて、いきなり「ご無沙汰です」といって頭を下げられた。「いやあ・・・」と言いかけて事態に気が付いた。女性用のトイレに入っていた。お二人とも70代前半。女性用トイレに入る方も入る方だが、挨拶する方も輪をかけてすごい。もし若い女性がいたら、「爺さんと婆さんが・・・」と言って明日への話題になっていたことだろう。これがボケのはじまりなんだな、大いに納得。

俳句ウィークはおしまい

水曜から5日間で3句会という俳句ウィークも今日の一遍上人忌俳句大会でおしまい。今日は応募句、当日句とも入選して商品の図書券500円分を二つもらったものの、両者とも入選末尾の方で特筆すべきものなし。前の2回はタダの句会だが、そこそこの出来で特筆べきものなし。このようにして自分に対する客観的自己認識が培われていくのだろう。

今日の二次会で、旧みなと句会のメンバーが、「見て見て!」とは言わなかったがそれらしい雰囲気で伊藤園の「おーいお茶」を取り出した。ラベルに伊藤園新俳句大賞として俳句が印刷されているのは知っていたが、パソコンで応募したところ佳作特別賞に入選したという。賞品は特別限定品のペットボトル2ダース。通常の市販のボトルには複数の俳句が印刷されるが、特別限定品とラベルの付いたこのボトルには、自作のみが年齢、氏名と共に印刷されるそうだ。ブログに載せるから、といってもらってきた。

「タダだし出したら」と言われたが、客観的自己認識した結論としては出すだけ虚しいかな。


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