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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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新宿の劇場クラスター

昼のワイドショーで、国内で初めて舞台でのクラスター感染が発生したとかで、熱を入れた報道が放映された。詳細は今夜のニュースや明日の新聞に掲載されるだろう。ネット上の記載を寄せ集めた概要は以下のとおり、テレビの方が詳しかったが仕方がない。

新宿シアターモリエールで6月30日~7月5日に上演された舞台で、出演者16人、スタッフ5人、観客9人の合計30人の感染したと主催者が発表した。シアターモリエールは通常は186席。今回は政府のガイドラインに合わせ、100席弱に減らして上演。千秋楽翌日の6日に出演者で「スーパーブレイクダーン」のTAKUYA(23)の感染が発覚。このため全共演者とスタッフが8日にPCR検査を受け、多数の感染が判明した。体調不良の出演者がいたが、医者に確認したが問題ないとして上演された。テレビでは個々の発症日も調べて放映されたいた。

小規模な劇場のため、楽屋は8畳ほどの大きさなので、舞台裏なども楽屋にしてできる範囲で密集は避けられた。公演以外の時間は窓を開けるなど換気に気を付けていたが、公演中は密閉状態、当然入場した観客にはマスクの着用が義務付けられた。


こんな場所に位置しこんな客席、中規模な密閉空間といったところ。
20200713モリエール

新型コロナウイルスに関しては数多の記事を書いてきたが、最初のまとまった記事は4月に書き始めた「新型コロナウイルスの正体」という6回の連載記事。以来COVID-19に関する基本的な認識は変わらない、というかその時に書いたことと本質は何も変わっていない。その第一回にこんな記述がある。COVID-19の感染に関する本質だ→こちら

すなわち、COVID-19が肺細胞で増殖するということは、感染者が息をし続けるかぎりは、呼気に混入してウイルスが外に放出され続けるわけだ。一方「人間の気道は病原体を取り除く優れたフィルターなので、気管支の奥まで至るには多数のウイルスを吸入する必要がある」そうだ。すなわち感染のためには「長時間にわたる強度の(ウイルスの)曝露が必要」でもあるという。

感染プロセスの認識は極めて重要、なぜなら感染防止とは感染プロセスを阻害すれば良いわけで、逆に役に立たない防止策、マスクとかフェイスガードとかアクリル板とかソーシャルディスタンスとか外出自粛とかは無意味なだけでなく、暗に強要されるのでいい迷惑。有効な予防対策は長時間の「三密」状態を避けることだけだ。

今回の劇場のクラスター、上記の認識に対する絶好の証明の一つだった。まず観客に対し上記の役に立たない防止策はすべて採られている。最前列の2列の人たちにはフェイスガード用意されていたという。それにもかかわらず何故クラスター感染が生じたのか?感染者がいれば、大声を出そうが出すまいが、息をしている限りは呼気が密閉空間に排出され、空間のウイルス密度が高まる。かつ長時間そんな環境にいれば、不運な感染者が生てもおかしくない。しかも舞台とあれば最低2時間。この時間の話も「新型コロナウイルスの正体」に書いている。

そんな話、聞いたことがない、という人は聞いたことがないだけ。他紙は知らないが、日経新聞にこんな記事が掲載された。

 「エアロゾル」感染の証拠認識、WHOが見解
【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)は7日、空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介した新型コロナウイルスの感染について、新たな証拠があることを認識しているとの見解を示した。ただ、証拠は決定的ではないとも強調し、数週間以内に感染経路を説明した最新の報告書を公表する予定という。
くしゃみなどをすると飛沫は1~2メートル程度で落下するが、小さい飛沫はエアロゾルと呼ばれる微粒子になって、長い間空気中を浮遊し、遠くまで移動する。世界32カ国の感染症専門家239人は6日、エアロゾルによって感染するリスクを指摘した報告書を公開し、話題を呼んでいた。
WHOの感染予防の技術責任者ベネデッタ・アレグランジ氏は7日の記者会見で、エアロゾルを介した感染の可能性を示唆したうえで、「換気の悪い場所などでの感染の可能性は否定できない」と話した。「証拠を収集して解釈する必要がある」として、検証作業を急ぐ考えを示した。
WHOはこれまで新型コロナの主な感染経路は飛沫と接触だとして、対人距離の確保などの徹底を求めてきた。仮にエアロゾルからの感染が正式に認められれば、WHOが推奨する対策も変更を迫られる可能性がある。


エアロゾルって何?という人はこちら、5月末の記事から。何をいまさら感を禁じえなかったので覚えている。
20200529マイクロ飛沫

くしゃみやせきなどで口や鼻から出る飛沫のうち、極めて小さなしぶき。明確な定義は無いが、大きさは10マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル以下を指す。海外では「エアロゾル」とも呼ばれる。新型コロナウイルスやインフルエンザなど細い気管支や肺胞に感染するウイルスでは、患者の呼気からマイクロ飛沫が出るとされる
通常の飛沫に比べて軽いため遠くまで飛ぶうえ、換気が十分ではない室内では数十分にわたって空気中を漂う。多数の肺炎患者が入院する病院では、集団感染(クラスター)の原因になる可能性もある。


呼気にウイルスが含まれ空気中を漂うのだから、マスクとかフェイスガードとかアクリル板が如何に馬鹿げているかは自明だろう。本記事、すべてこれまで記してきたことばかり、専門家もピンからキリまでいろいろいる。

なぜ呼気にウイルスが含まれるという当たり前の話がなかったのか?想像だが、COVID-19感染拡大初期にそんな不都合な真実を公開すれば、国民に大パニックが生じるから、という政治的配慮があったのかもしれない。一方マスクは何か積極的な防止策を講じているという幻想を国民に持たせるには最適な小道具。

日本では放任されている不顕性感染者の数は常時10万人に多くて数人だろう。空気感染であっても、感染者に出会うのは至難の業。かつ日本では二次感染者の数がヨーロッパやアメリカに比べ異様に少ないことは当初から知られていた。だから日本で原因は何であれ感染爆発は起きない。政府や自治体の感染防止策が効果がないものでも、感染数が少ないのは政策のおかげという誤解を国民が持ってくれる。西浦某は最高の役者であった。
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プライベートジェット

先週こんな見出しの記事があった。【ニューヨーク=宮本岳則】著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイは5日、米ドミニオン・エナジーから天然ガス輸送・貯蔵事業を買収すると発表した。有利子負債を含めた買収総額は97億ドル(約1兆380億円)。

4段抜きの記事だから一般には多少は価値がある内容なのかもしれないが、それにしても年金生活者がこの記事のどこに興味を惹かれたのか想像しがたいことと思う。
20200706ドミニオン

先月末に「チェサピーク社の破綻」という感傷文を書いたばかり。偶然とはいえ、シェール事業にかかわる前、大規模な買収事業として深くかかわったのドミニオン社だった。現役時代の仕事のことなどすっかり忘れて過ごしてきたのに、続けて新聞記事として現れたのも何かの縁と、実は感慨無量。

上記新聞記事から推察されるように、ドミニオン社は日本では知られていないが、アメリカではエネルギー関連の大企業である。多数の油田を保有し、オペレーターとして原油を生産していた。訳あってそれらの一部を売却するという話が会社に持ち込まれ、その評価責任者となった。いくつかの対象油田に対し興味ありとの感触を得た段階で、同社からアメリカ、カナダに広がる売却対象油田群へのフィールドトリップ、すなわち現地への視察旅行の提案があった。古い手帳を今調べたら2006年の4月のことで、2週間ほどの日程で出張していた。ずいぶん昔のことなので、惜しむらくは資料も画像もない。

広大なエリアを効率よく訪問するため、同社は社用のプライベートジェット機を用意してくれた。機内はゆったりとしたシートが10席ぐらい、人生、最初で最後のプライベートジェットで飛び回る出張という経験だったのが、ドミニオン社の記憶が残っている理由でもある。メキシコ湾の海洋油田の基地であニューオリンズでは、白いロングリムジンで夜の街を乗り回すというおまけもあった。

アメリカ国内の移動は、空港内の飛行機に車で乗り付け、到着すれば迎えの車に乗るだけ。海外といってもカナダへの移動だが、アメリカからカルガリーに到着した際、係官が搭乗してきてパスポートに判を押して入国手続きは終しまい、後はバッグを積みかえた迎えの車に乗ってさっと空港を去った。プライベートジェットはチェックフリーなのだ。そんな経験があったので、プライベートジェットが使われたゴーン氏の国外脱出の状況がよくわかった。

各現場では歓待を受け、お土産もたくさんいただいた。最後の現場で記念にヘルメットをもらった。ドミニオンのロゴ、このマークのついたヘルメットが今も山荘にある。
Dominion Logo

シンガポールの教育事情

日本人の文字教育は、ひらがなを幼稚園か小学校で、もしくは家庭で習うことから始まる。では中国人は?

考えたこともなかったが、思えば漢字を習うほかない。先日、シンガポールに住んでる娘から、孫の宿題だかの動画を送ってきた。孫は6月で5歳になったので、日本でいえば年中組、絵と中国語が書かれた資料をすらすらと声を出して読んでいた。ものはありふれた生き物などだが、文字は簡字体とはいえ漢字、アリなんていう字、書けない日本人さえいるかもしれない。

幼稚園には日本人もいるので、日本文化もひらがなも習う。右がうちの子の書いた短冊だが、左からの縦書きの上誤字も多いが、そういうことは問題ではないらしい。
20200711-1.png 20200711-2.jpg

最近送られてきた動画が、月2回、全員を前にして行われるプレゼンテーションの模様。「show & tell」といい、4歳の時から、与えられたテーマに対し自分の言葉で自分の考えを発表する。シンガポールの教育において、最も感銘を受けたプログラムである。

しかも、今回のテーマは「Our solar system」、日本語でいえば「私たちの太陽系」。幼稚園で太陽系について習っていて、土星の輪は氷でできてる、とか金星と地球がほぼ同じサイズ、とか教えられるらしい。妻が、何を言っているかわからないと返信したら、今回は多少文法や言い回し修正したけど、ほとんど時分考えて話す内容決めたという原稿を送ってきた。宿題でかなりリハーサルをするようだ。

これがその原稿。
Good morning Tr.Koma. Good morning friends, my name is Seina

Today I'm going to talk about our solar system. There are 8 planets going around the sun: Mercury, Venus, Earth, Mars, Jupiter, Saturn, Uranus and Neptune. Some planets are hot and some planets are cold. All planets have different sizes and different colors. We are living on Earth. Earth is the only planet with lives. It is 1year when the earth goes around the sun.The moon is going around the earth.It is fun to learn about the solar system.

Thank you.

20200711-3a.png

シンガポールは英語と中国語が国語、そして幼少からこんな教育。次回のテーマはRacial harmony(人種的調和)だとか。日本人が世界に遅れるのは当然の帰結かもしれない。

川辺川ダムの悲劇

昨日の朝のワイドショーで球磨川の水害が特集されていた。番組は 「ダムによらない治水を12年間でできなかったことが非常に悔やまれる」と述べる熊本県の蒲島知事の映像で始まった。「ダムによらない治水」をするとしたら川の流水量を拡大するしかなく、全面的な川の拡幅、河床の浚渫、堤防の巨大化しか物理的な対策はない。そんなことが現実的にできるはずがなく、この瞬間は県知事にご同情申しあげた。

ところが川辺川のダム工事が進捗していたにもかかわらず、ダムの中止を推進していたのが、知事その人と知り呆然、これまで恥知らずの人間をずいぶん見てきたが、この方はかなり上位に属する。番組はしかしその点には触れず、冷静に川辺川ダムについてルポしていた。確かに記録的豪雨であったため、数十名の死亡者を含めすべての被害の元凶は地球温暖化にして一件落着になるのだろうが、経緯を検証すると明らかに人災、ダム建設に反対した連中は過失致死罪で実刑に、というのが今回の記事。

7月6日の熊本日日新聞の記事から。 熊本県南豪雨による球磨川の氾濫を受け、蒲島郁夫知事は5日、報道陣の取材に応じ、球磨川支流の川辺川ダム建設計画に反対を表明した過去の対応について「反対は民意を反映した。私が知事の間は計画の復活はない。改めてダムによらない治水策を極限まで追求する」と述べ、従来の姿勢を維持する考えを示した。蒲島知事は2008年9月、治水目的を含んだ川辺川ダム計画に反対を表明。翌年の前原誠司国土交通相(当時)による計画中止表明につながった。(中略)「気候変動は予測できず、ダムによらない治水策が未来永劫続く保証もない。次の世代が考えることもある」とも述べた
川辺川ダム完成予想図川辺川ダム完成予想図

まず川辺川ダムの予定地、球磨川の治水目的であるが、支流の川辺川に建設される予定だった。本流より支流の方がさまざまな見地から見て総合的に合理的だったのだろう、人吉上流の流域面積の40%をコントロールできる。もしダムがあれば下流の流水量を40%前後を制御できたのだろう。
ダム位置図

ここがダム湖になった 300px-Kawabegawa-2677-r1.jpg

以下ウイキペディアから。詳細にして膨大な情報が書き込まれていた。まず球磨川のイロハ。

球磨川水系は「日本三大急流」とも称され、年間降水量が2,000~3,000ミリに及ぶ日本有数の多雨地域で台風の常襲地帯であること、及び球磨川の持つ地形的要因により古くからたびたび洪水の被害を受けていた。 1963年から1965年にかけて三年連続で球磨川は過去最悪の集中豪雨に見舞われ、特に1965年の「昭和40年7月梅雨前線豪雨」では人吉市や八代市などの流域は大きな被害を受けた。

建設省は1966年の球磨川水系工事実施基本計画において川辺川に多目的ダムを建設する計画を発表、ダム建設に着手した。これが川辺川ダムである。

2013年3月末の進捗は次の通りである。なお、2013年3月末以降2020年に至るまで進捗状況は変わっていない。
用地取得(1,190件)  98パーセントが完了。
家屋移転(549世帯)  99パーセントが完了。
代替地(宅地)    100パーセントが完了。
付替道路(36.2 km)  90パーセントが完了。
仮排水トンネル 完成済み
本体着工に向けた調査・工事は実施されていない。

当初1976年の完成を目標としていたが、その後1981年、1993年、2000年、そして2008年の完成目標へと四度も完成予定を延期させていった。ダム本体工事には着手できていない。その原因は強固な反対運動が長年続いているためである。このため一向に本体工事に着手できないダム事業の代名詞として「東の八ッ場、西の川辺川と関係者の間ではささやかれているとか。

膠着の要因は、「ダム事業により生じる補償案への賛否」、「ダム事業そのものに対する賛否」、「ダム建設に基づく利水計画への賛否」が複雑に絡み合っていたこと。最終的には「ダム事業そのものに対する賛否」ということで、人命や洪水被害を防ぐという本質が忘れ去られ、反日運動の好きな日本人の一部というか大部分によくある情緒的な議論になったようだ。今回の犠牲者にはお悔やみ申し上げる。

実際、日本共産党やいわゆる進歩的文化人、朝日新聞などの一部マスコミが積極的に関与し、あるいは連携して反対運動を拡大させていった。 民主党がマニフェストにおいて「川辺川ダム計画中止」を公約に掲げていたそうだ。また、ある毎日新聞記者が1991年から4年間断続的に「再考川辺川ダム」を同紙熊本版に連載し、ダム反対の洗脳活動をつづけた。朝日新聞の放射脳やテレ朝のコロナ不安の煽動と同じ構造。当時、流域で圧倒的なシェアを誇る地元紙・熊本日日新聞の論調は、ダムに対する否定的な記事は一切見られず、むしろ川辺川ダムのPRを大々的に行う全面広告企画特集を組むなど「ダム肯定」とも取れる風潮にあった。
反対1 反対3

そんな空気の中、八代市をはじめ人吉市と相良村を除く市町村はダム推進の姿勢を崩しておらず、「例え利水目的がなくなったとしても、川辺川ダムを治水ダムとして建設して欲しい」と要望している。この背景には2006年の平成18年7月豪雨による九州南部の未曾有の被害があり、球磨川流域でも市房ダムで総降水量が746ミリを記録し球磨村や八代市で浸水被害が続発、川辺川も道路損壊や農地浸水の被害が生じたため。国土交通省は2007年に定めた「球磨川河川整備基本方針」においても、川辺川ダムを重要な事業として引き続き推進する方針を採っている。

しかし、2008年9月11日の県議会において蒲島熊本県知事は、「住民のニーズに求めうる『ダムによらない治水』のための検討を極限まで追求すべき」として、現行計画を白紙撤回することを求め、球磨川河川整備基本方針への不同意の方針を表明した。 冒頭の「非常に悔やまれる」と他人事のように伸べられた知事と同一人物。

そして2009年に行われた第45回衆議院議員総選挙において民主党はマニフェストに「八ッ場ダムと川辺川ダムの建設中止」を明記。選挙の結果、民主党が第一党となって政権交代となり鳩山由紀夫内閣が発足、国土交通大臣に就任した前原誠司は9月17日の記者会見で川辺川ダム建設事業の中止の意向を明言した。
反対2

それから11年、今回の被災。ダム建設に反対した連中は過失致死罪で実刑に、の根拠の証明、おしまい。

反対4

記録的九州豪雨

週末からの記録的な九州豪雨、なんとも異様だったのが、始まりの熊本県山間部の球磨川氾濫による大水深の洪水だった。洪水に見舞われた人吉市と西側に隣接する球磨村の位置が右図の赤丸。
maxresdefault.jpg 九州マップ

まず、その時の天気図、梅雨前線が日本列島を横切る典型的な梅雨の気圧配置、九州には小さな低気圧もあっていかにも大雨の気配は十分。
20200704large.jpg

昔と違って今は雨雲レーダーとシミュレーターという強力な武器があり、気配という気に依存することなく雨の実況と予測を多分97%位の信頼レベルで把握することができる。下図は豪雨のピーク時付近の雨の様子。鹿児島県北部から熊本県南部では1時間に100ミリという記録的豪雨に見舞われていた。
20200704pref-46-large.jpg

熊本のアメダスの24時間観測値も軒並み400ミリを超え、多くの観測点で観測史上の記録を更新した。
0704.png

人吉は盆地を形成しており、西側の盆地の出口が球磨村である。盆地の高度は110メートルほど、すなわち海面より100メートル以上髙い。球磨川の氾濫と洪水は出口付近の黒の四角のエリアで起きた。
人吉1

洪水が起きたエリアとその推進を示したのが国土地理院のこのマップ。凡例で示された推定水深の最大値は10メートルもある。テレビや新聞等で観た画像は単なる悪夢ではなかった。標高の高い地域でも窪地があれば、河川の氾濫が生じしれば洪水になるわけだ。思えば不思議ではない。そして、標高の高い地域でも河川の流出量を大幅に上回る水が流れ込めば氾濫する。不幸にして観測史上最大の雨が元凶、防ぐ術はない。
人吉2a

続いて昨日の九州北部の豪雨。同様に天気図とピーク時の雨雲レーダー。
20200707large.jpg

20200707pref-47-large.jpg

アメダスの観測値は熊本ほどではないにしてもやはり360ミリ以上あるので、豪雨に変わりはない。
0708.png

九州北部の豪雨の降り始めは7日(火)の夜遅くであった。たまたま7日の午前中、気象状況の調査中に再度の豪雨が予想されていたので、雨雲レーダーの予測を魚拓しておいた。11時の予測で、北九州のみならず鹿児島まで深夜には4日と同規模の豪雨になる可能性大との計算結果であった。避難準備等の災害に対する備えのための時間は十分ある。今日のニュースでは死者の報告がなかったから、さすがにそれなりの対応がされたのだろう。
0708予報070⃣71100⃣

最後にこの四日間の24時間雨量の最大値の推移。黒の棒が付いた四角が観測史上1位か7月としての1位の観測点。記録的豪雨というのは、誇大広告ではなかった。
20200708経緯

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