風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

Category [科学 ] 記事一覧

AIで天気予報の精度は上がるか?

昨夜のNHKスペシャル「人工知能 天使か悪魔か 2017」、驚異の進化を遂げる人工知能が、すでに実用化レベルに達し私たちの社会に登場している現状が紹介され、近い将来、人工知能によって社会がどのように変化していくのかを思索するヒントとなるいい番組だった。今やAIは社会の常識になりつつあるが、このブログで最初のAIを開発した英国のDeepMind社とそれを率いるデミス・ハビス氏を紹介したのは1年半ほど前の1月28日→...

夏至と白夜

6月21日は夏至だった。太陽の高度が一番高く日中の時間が一番長い日。日の出が4:30頃で日没は19時近く、南中時の太陽は78度程になる。ただ日本では梅雨の真ん中で実感に乏しい。一方北欧では天候も安定し一年で一番良い時期、夏至祭が行われるのもこの時期。町の広場では、夏至柱が立てられ、民族衣装姿の花の冠をかぶった女性をはじめ、人々が手をつないで回りながら歌ったり、踊ったりする。そして北極圏、といっても北緯68度程...

800万円の「宇宙」?旅行

日曜日らしい日経新聞の記事、800万円での宇宙旅行という見開き2ページの全面記事というか宣伝記事というか。米国の「ワールドビュー」社が売り出しているそうで2019年の実施を目指している。なんとも衝撃的な画像。正確には「宇宙」ではなく雲が発生する対流圏の上部の成層圏の高度30キロメートルまで、ヘリウムガスの気球で上昇する。気球の下にパイロット2名、乗客6名乗りのカプセルが吊るされている。成層圏には2時間滞在とい...

温暖化対策を語る前の基礎知識

梅雨入りしてなんとなく鬱陶しい日々が始まったが、けっこう爽やかだったのが米国の「パリ協定」離脱のニュース。気候変動枠組条約締約国会議という大掛かりな組織があり、たまに何らかの合意ができることがある。最初の合意がいわゆる「京都議定書」(COP 3 )で1997年12月にCO2の削減目標や削減枠の取引という常人には理解し難い枠組みが合意された。その効力に見るべき成果がなかったのか、2015年12月に改めて気候変動に関する国...

5月の異常高温は異常か?

昨日今回の高温は記録的かもと書いたが、実は昨年の5月22日にも「5月に異常高温」という記事を書いていた→こちら。「北海道でここ数日、北海道東部が最高気温ランキングでベスト10を独占・・・」という内容。確かに軒並み30度Cを超えていた。その時の850hPa等圧面、言い換えると上空1500メートル付近の温度分布が下図。オレンジの線は15度Cの等温線。日本の南方海上を15度Cの等温線が横切るが北海道北部に15度C以上の暖気団が現れ...

大量絶滅の回避策

日本の人口が減少し始めている。今年の4 月10 日に国立社会保障・人口問題研究が成果をウェブで公表した。概要だけでも62ページもある資料としては立派なものだが、白黒の文字と図表の並ぶので絵としては地味。そこで土曜日の日経新聞から引用した。あらゆる生命体は種の保存のために存在しかつ生きているので、個体数の減少は種の危機でもある。未婚率が高くかつ夫婦一組の出生数が2.0を大きく割っているのだからこの結果自体に新...

水の入ったグラス

 これは写真です(文末に種明かしあり)。超写実的なグラスや水の絵を描ける画家がいる。素人にとっては神業に思われ、百年練習しても自分で描けるようになるとは思えない。網膜に映った段階での水の入ったグラスの映像は皆同じなのだが、脳の構造、機能もしくは処理能力に違いがあるため、脳での認識パターンに大きな個人差がある。だから百年練習しても描けないというのが結論。「水の入ったグラス」の映像の微小な部分を拡大す...

経済的欲望の非合理性の起源

先週の日経新聞に面白い記事が連載された、題して「投資のあるある」。人間の欲望の非合理性を最近の経済学をもってわかりやすく解説したもの。むしろ経済学というよりは脳科学、もしくは人間の心理の観察結果と言った方が正しい気がするが、それはともかく以下簡単に紹介。まず質問、どちらを選びますか?。  A:「無条件で100万円もらえる」  B:「コイン投げで表なら200万円もらえるが裏ならゼロ」次に200万の借金がある...

酒米

少々前の日経新聞の土曜日のページに、日本酒の原料となる酒米での新品種開発の話題が取り上げられていた。その話に興味はなかったのでパスするが、その記事に酒米の写真が掲載されていた。それが下図。以前「澤ノ井」の酒蔵見学をした折に、「酒米を食べてみたいのだが分けてもらえないか?」と頼んだところ、量を管理しているのでと断られた。以来、酒米に過敏に反応するようになっていた。写真は最も人気のある酒米の「山田錦」...

アザラシは猫か犬か熊か

先日こんなニュースがあった。なので各紙共通だろう。千葉の動物園でニホンザルとアカゲザルの交雑種が見つかり駆除されたというキショイ話。先日、メロゴールドから種(しゅ)について書いたばかり。交雑種というのは種が異なる生物間での繁殖のこと。種が同じだと交雑とは言わない。しかし種というのはかなりいい加減な分類で、できの悪い?人間が勝手に決めた感じが強い。種の保存が生命の目的とすれば、異種間での交雑は種の保...

群馬県になぜ豪雪が降るのか?

16時現在の気象庁の24時間降雪量雪ランキングを見ると、悔しいことに桧枝岐に負けて第2位の56センチ。予報を見た時には桧枝岐に雪雲はかからないはずだったのに、というのは酷でそのぐらいは誤差として当然。一方、積雪深は4位タイだった。メダルは酸ヶ湯、桧枝岐、肘折。雪マニア以外には、群馬県が日本有数の豪雪地帯の一つとということが奇異に思われるだろうし、何かの間違いだと思う人も多いだろう。新潟、秋田、長野を差し置...

メロゴールドと種(しゅ)の定義

先日、妻がメロゴールドを買って来た。グレープフルーツみたいだが、甘くてものすごく美味しい。「何、これ?」ときくと、グレープフルーツと文旦の掛け合わせで作られた果物のだという。「ということはグレープフルーツと文旦(ザボン)は同じ〈種(しゅ)〉なんだ」、ということから話がややこしくなった。背景に〈種〉の認識の程度という本質的問題があった。新種の発見、という言葉があるしたまにニュースになることもある。こ...

正しい豪雪

テレビニュースは相変わらず西日本の日本海側の大雪のニュースを流している。しかし、今朝10時時点の24時間降雪量ランキング1位は藤原で2位は桧枝岐。せっかくたくさん降ったのに無視されて可哀想、という個人的感想はともかくとして、焦点はこの24時間降雪量65センチの中身。昨夜から大雪になりそうなのはわかっていたのでアメダスのデータをチェックすると、21時から4時までの8時間で61センチ積雪深が増えていた。24時間換算183...

金沢はゼロセンチ

西日本の日本海側での大雪、車や列車が立ち往生してニュースの映像には事欠かない様子。なんとか大雪の感じを出そうとカメラマンが苦労して撮っているのがよくわかる。アナウンサーは深刻な声で原稿を読んで読んでいるものの、雪の量としてはたいしたことがはなく、雪に対して無防備な地域に降ったので騒ぎが大きくなっている。普通寒気団は北海道の左上から降りてくるのだが、今回は本州の左上から日本列島の横っ腹へのボディーブ...

日の出時刻

呼子で気のついたことの一つが朝の太陽の低さ。東京で8時といえばそこそこの高さに日が上がっているが、呼子ではやけに低く思えた。確かにここは日本本土でも西の端に位置している。太陽は東から上るので西に行くほど日の出も遅い。1月21日の呼子の日の出時刻は7時27分。東京は6時53分。気のせいではなかったようで30分以上遅い。そもそも東京の日の出時刻が7時を過ぎることは冬至と言えどもない。思えばここはこれまで訪れた中で...

2017年1月:記憶に残すべき大雪

今回の寒気団の異常南下による大雪はめったにない貴重な機会なので、もう少しきちんとまとめておく。小論文ぐらい書けそうだがそんな気はなく、肝だけの記載。対象はアメダス藤原のデータ。今回の特徴は寒気団の異常南下により本州上空の気温が下がったことと寒気団が長期間居座ったこと。この間地上気圧配置は冬型なので1月11日から17日まで長期にわたって雪が降り続けた。以前に大雪の降り方の経緯をまとめた資料があった。大雪...

積雪レースの帰趨

今回の大寒波、もうすぐ東に抜けようとしている。記憶史上最強の南下した寒気、滞在期間も長かったが、最強のわりには意外とたいした雪にはならなかった。やはり冬型の気圧配置が弱く、強い風が吹かなかったためだろう。先に書いたように寒いだけでは雪にならないのだ。           1月16日12時                      1月14日00時たいした雪ではないと言っても程度の問題、このぐらいの寒気団がく...

記憶史上最強の寒気の南下

この冬一番の寒気が来るというニュースは昨日のテレビのお姉さんやおじさん達が話していたからまあいい。今日、気象庁の数値予報天気図の最新版、すなわち72時間予報を見てびっくり。上空5000m付近でマイナス45度の寒気団というのは強い寒気団であるのは確かだが稀ではない。問題はその位置。マイナス42度の等温線は現在北海道止まりだが、14日(土)にマイナス42度の等温線が東北南部まで南すると気象庁のコンピュータが言って...

宇宙人はいるか?

宇宙人はいるか?      知的テイストの感じられない質問文ではあるが、「人類と同程度(時代は問わない)の知的生命体が宇宙に存在する可能性はあるか?」というのが本論。昨年秋に買った「「偶然」と「運」の科学」マイケル・ブルックス編SB Creativeという本を年末に手を付け、人類がこうして存在しているプロセスについてちょっと考えるところがあった。生命の発生については、2015年10月に「地球外生命体は存在するか?...

3ヶ月予報

家に帰るとちょうどNHKの「気象情報」をやっていて、気象庁の1-3月の3か月予報として「この冬は平年より高いでしょう」というようなことをおじさんが話していた。スキー場のシーズン券を買うか買わないかという重大な決断を迫られている状況なので、気象庁のHPへGO。テレビと違って文字と絵が掲載されているのでわかりやすい、というか誤解や曖昧さが回避できる。結論がこれ。群馬県北部山岳地方も東京も一緒というおおらかさだが...

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