Archive [2020年02月 ] 記事一覧
インフルエンザの発生過程
インフルエンザの収束過程を調べている過程で、インフルエンザの発生過程についても発見があった。下図は前回も示したインフルエンザの流行パターン。毎年11月ぐらい(第46週付近)にインフルエンザの流行の兆しがみられる。寒くなったから、というのは、収束過程と同じで間違い。インフルエンザは毎年流行するウイルスの形が違う。すなわち、どこからかその種が毎年新たに日本に持ち込まれねばならない。流行レベルマップを見てい...
インフルエンザの収束過程
これはインフルエンザの患者数の推移。毎年12月ぐらいから流行が始まり2月にかけて急激に患者が増え、3月にかけて激減する。図は2018年から現在までの2年半ほどの実績である。急増過程はネズミ算式に感染が広まるので不思議はないが、なぜ急激にインフルエンザが収束するのか昔から不思議に思っていた。このデータを、共通の流行シーズンの時間軸で重ね合わせたものが下図の流行パターン。多少のずれはあるものの、見事に毎年同じ...
インフルエンザ2005
昨日、ここ20年間の国内のインフルエンザによる最大の流行が2005年で、死者は1818人であると書いた。2005年のことなど覚えていないが、手帳を見るかぎり何事もないかのように普通の会社員生活を送っている。世間も、全国的臨時休校もイベントの中止もましてや会社に行かずにテレワークなどなかったはずだ。そこで2005年のインフルエンザの流行がどのようなものか調査に当たった。まず、国立感染症研究所の資料から。同研究所の情報...
コロナ vs. インフルエンザ
全国の小中高、3月2日から臨時休校要請 首相 安倍晋三首相は27日の新型コロナウイルス感染症対策本部で、全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する考えを表明した。3月2日から春休みの期間で実施を求めた。実際に休校するかは学校や地方自治体の判断となる。子どもを持つ保護者は働き方の見直しを迫られる。首相は休暇取得などへの環境整備に協力するよう各企業に呼びかけた。首相は「子どもたちの健康、安全を第...
「名もなき生涯」
久しぶりに劇場での映画に行った。毎週金曜の夕刊に「シネマ万華鏡」という映画評価欄があり、とりあえず目を通している。どれを観ようかな、ではなくなんとなく読むだけなので、ほとんど記憶に残らないし、めったに行ってみようかな、という映画にも出会わない。そんな中、行く気にさせてもらった稀な映画評がこれ、「名もなき生涯」。上映しているのは都内では3館だけ。新聞で大きく取り上げられていたし、五つ星の評価だし、上...
宝台樹の今
帰りに宝台樹スキー場へ寄った。今年の異常に雪が少ない中、宝台樹のHPには全面滑走可となっていて、積雪100センチとあるが、実態を視察するため。はだれ状態のゲレンデを想像していたが、積雪は少ないものの全面真っ白で、見かけは例年と変わりはなかったのでびっくり。今年は雪が少ないので一度も行かなかったのだが、少し損をした気分。ただし雪質は2月というのに気温が高いため春の雪のようだった。スキースクールの人に、「け...
終りの始まり???
新聞もテレビもメインのニュースは新コロナウイルスによる肺炎、政府や各種メディアにとっては感染拡大防止が緊急の重大事という事なのだろう。では、我が現在の最大関心事は?ということで書き記しておく。これまで6年以上ブログを書き続け、駄文も多いが政治経済科学気象など他分野でご託宣を記すことが結構ある。同調する記事を書く気はないのでテレビ新聞など世の中に喧嘩を売るような異論を記す事になるわけだが、多くの場合...
義仲忌
移動性高気圧のおかげで今日はいい天気、春の日を浴びて昨日降り積もった屋根の雪が時たま音を立てて落ちてくる。藤原のアメダスの10時現在の積雪深は37センチ、でもテーブルの周りの雪を見ると60-70センチは積もっている。いくら雪が少ないといってもこのぐらいあると、いかにも雪国に来た感じがあって満足。山荘の南側は水楢や栗の雑木林。前回来た時、「窓の外には雪が舞っていた。本格的に積もる気のないような雪で、やがて止...
宝川温泉の桜
土曜日のNIKKEIプラス1何でもランキング。毎週趣向を凝らして知らないところや知っている所が紹介されるので、割と楽しみにして見てゐる。昨日の特集は「桜の絶景 日帰り温泉で」だった。「泊まらなくても絶景を楽しめる施設を専門家が選んだ」という出だし。思わず目が点になったのが、1位のランクされた宝川温泉。山荘から3キロ程、車で10分で行ける。このブログでも何回か触れたことがあるはずである。当然喜ばしいことこの上...
「国際リニアコライダー(ILC)」の行方(2)
昨日、日経新聞に1ページの上部ぶち抜きの大きな記事が掲載されていた。国内の科学者の代表機関である日本学術会議は1月、重要な大型研究プロジェクトをまとめた「マスタープラン2020」を決めた。巨額の予算と長期間を必要とする大型研究計画のうち、学術的な意義が高いものを学術界の意見として取りまとめた。宇宙誕生の謎を探る巨大加速器「国際リニアコライダー(ILC)」は、特に優先順位が高いとされる「重点大型研究計画」に...
小さな句会合同句集
2014年の11月に4人で始めた「小さな句句会」、今は5人で今夜は18回目になる。5年強で18回だから熱心とは言えないように聞こえるが、創設者の方が某社の社長なので最初から年4回程度との合意で始めたので、当初の目論見通りにむしろ健全に続いている。他の自分を入れての4人のメンバーは、「河」発行所や毎月の句会等で頻繁に顔を合わせているので、それも違和感なく続いている背景のひとつ。昨年の会で、合同句集を作ろうかと創設...
長生きという憂鬱
先日、こんな雑誌広告が出ていて目に留まった。曰く「長生きという憂鬱」となかなかオシャレな見出し。買う気はさらさらないが、その中の小見出しが興味深かった。政府の親切な方針で、生涯現役が今や大勢をしめ、65歳以下で仕事を辞める人は全体の2割以下という時勢である。働き続ける人の動機は様々で、それを詮索も揶揄もしないが、その理想と現実が簡潔にまとめられていた。それらを書き出すとこんな感じ。<生涯現役>・理想...
タイの母子手帳
妻が、何やらいろいろと書類を広げて何かやっていた。シンガポールの次女から転勤の内示があり、ついては過去の予防注射の実績を知らせて欲しいとの連絡があったという。次女はバンコク生まれ、戸籍にも、当たり前とはいえ、生誕地の欄に「バンコク市」と記載されている。書類の中にタイの母子手帳があった。タイ語で書かれていて、一瞬「わかるの?」と尋ねたが、重要な見出しは英語も併記されていた。質素な紙に粗末な印刷がされ...
ブタみたい
今朝妻が、「男性の体脂肪率は10-20%ぐらいで、女性は20-30%ぐらだけど、ブタは15%なんだって」と話しかけてきた。今日、娘が用があってくるそうだが、その時ついでに「銀の匙」というアニメを持って帰るとかで、また目を通したそうだ。そこに、そんな記載があったという。「それって、スタイルのいい女性に、ブタみたいだね、といってあげると誉め言葉になる訳?」と尋ねると「そうだ」という。夜、真偽のほどを確かめる。その...
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