風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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カウンター達の朗読会 No.8

週末を東京で過ごすことになり、行けなかったはずの葛原りょう(ペンネーム:高坂明良)の朗読会に昨夜行ってきた。10月の日本一行詩大賞で新人賞を歌集「風の挽歌」で受賞した詩人の高坂明良だ。6日日曜の「河」中央例会の喫煙室で、土曜日に朗読会をするので是非来てくださいと誘われていた。会場は新宿の職安通りに面した「新宿ネイキッドロフト」、ライブ会場と言うよりは小さな場末のアングラ劇場と言った方がまだ実態に近い。5-6m四方のスペースに丸椅子が50-60個びっしり並べられ勝手に座る。立ち見客もいて、小さな会場は人でぎっしり、90名ほどの入りだったらしい。
20151212朗読会

内容は葛原りょうと成宮アイコが誌や短歌を朗読する、というか絶叫するもしくは演ずるというもの。それぞれ黒または赤の紙に書いた詩や短歌を次々に読み捨てていく。ライブと言うのは普通撮影やWebでの公開を拒むが、なんでもOKで、むしろ皆さんドンドン公開してくださいとのことなので、アップされていた写真を拝借。
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使い捨てた葛原りょうの原稿を数枚もらう。この手のライブは、詩や短歌の内容が全て。この二人、いわゆる普通に生きてきたわけではなく、むしろ死に直面しながら社会の片隅でここまで生きてきた人たち。言葉の重みが全く違う。自分とは全く違う人達の世界だし、相容れるものなどないはずなのだがなぜか快い。今は社会的にも経済的にも恵まれた世界に住んでいるが、自分の人間の根はアンダーグランドなのかもしれないとあらためて思う。だからあっさり仕事をやめたのだろう。
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彼らのHPから。
葛原りょう
1978  東京都三鷹市に生まれる。小学生より不登校を開始する。喘息、アトピーがひどく入退院を繰り返す。中学1年にいじめに遭い、特別学級F組に編入。釣りと読書の日々を過ごす。ヘルマン・ヘッセ『デミアン』『荒野の狼』宮崎駿『風の谷のナウシカ』ちばてつや『ユキの太陽』に大きく影響され自殺を思いとどまる。
1996 高校中退、武者小路実篤が提唱する共同体・新しき村に入村。農業と詩作の日々を送る。
1998 新しき村を離村。夜間アルバイトの傍ら、詩、短歌、俳句を書き続ける
2002 詩の朗読活動を開始する。ジャズバー「サムライ」「青山俳句工場」「祭演」などで発表する。
2004 詩人会議年間投稿最優秀賞を受賞する。
2005 第4回詩と創造奨励賞を受賞。第1詩集『朝のワーク』(書肆青樹社)刊行。以下略

成宮アイコ
機能不全家庭で育ち、強迫神経症、社会不安障害に悩まされて不登校を経験。 高校時代から言葉を使って空間を作り、定期的に個展を開く。スライド写真上映をしながら散文を読むライブを開始。この頃からフリーペーパー「紙面テロル」を不定期配布。2003年から、生き辛い人間集結!を合言葉としてお笑いを交えたパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」に加入。赤い紙に書いた詩や短歌を読み捨てていく絶叫朗読を始める。 「こわれ者の祭典」はフジテレビ「スーパーニュース」日本テレビ「Dの嵐!」NHK「福祉ネットワーク」や全国新聞で紹介されて新潟と東京を拠点に全国で活動を開始。2009年から詩人の葛原りょうとのツーマン体制の「カウンター達の朗読会」を主催。のちにライブペイントとしてTokinが加入。朗読とリアルタイムで進行していくライブペイント、毎回ミュージシャンを迎え音楽と会場の装飾が特徴のライブとなる。




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