風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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風に吹かれて(3)

山中温泉は金沢から南西に車で1時間ほど、1300年前の奈良時代に発見されたとか。松尾芭蕉が弟子の曾良を伴って日本各地を旅した奥の細道の途中、元禄2年7月27日に山中温泉を訪れて9日間も逗留、有馬・草津と並ぶ「扶桑の三名湯」と讃え、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」の句を読んでいるそうだ。という石川県では有名な温泉地。古九谷発祥の地でもあるそうだ。
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ということで、山中温泉のお散歩マップを持って、名所を探訪。まずこおろぎ橋。山中温泉を代表する名勝地で四季折々にそれぞれ美しいらしい。多くの文人墨客が訪れているというが歴史が古いだけに多分そうだろう。
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渓流沿いの苔生した遊歩道を800m程下るとあやとり橋がある。草月流家元・勅使河原宏氏がデザインしたとかで、微妙なジェットコースターのようなカーブを描いた歩行者専用の橋。なるほど草月。
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大温泉地とあって公衆浴場もある。菊の湯といい、道後温泉のミニチュア版といった風情。時間がなかったので入ること叶わず。真新しい木の句碑があって、芭蕉の句が書いてあるが、「菊は手折らじ 」を「菊はたおらぬ」と添削してあるところが何とも温泉情緒たっぷり。
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そこそこに山中温泉を切り上げ、白山比咩神社へ。神社が好きなのだ。おかげで神様の信頼も得てずいぶんとご加護に与かっているような気がする。しろやまひめ神社と読み、加賀国一宮。全国に2,000社以上ある白山神社の総本社である。通称として「白山さん」「白山権現」「加賀一の宮」「白山本宮」とも。知らなかったが超一級の神社だった。駐車場は本殿の横手1分の所にあるが、表参道から行きましょう、ということで車道を下り表参道を登ってお参りすることにする。この感覚が神様の寵愛を得るには欠かせないような気がする。確かに駐車場からちょいと本殿に入るのと、森の中の参道を登るのでは気が違う。
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金沢では有名な神社だそうで、明治神宮で正月の参拝客数がニュースで流されるらしい。1月6日という平日のお昼というのにお守りを買う人々が列をなしていた。本殿の右手の白山奥宮という額と共に岩のご神体があった。日本では、もともと「山」に対して二つの信仰があり、一つは遠くから眺めて神秘を感じ、山の神に感謝を捧げる「遥拝(ようはい)」、もう一つは、山中に分け入って厳しい修行を積み、宗教的境地を目指す「修験」。ここは白山信仰の遥拝所として二千年前の第十代崇神天皇の御代に祀られたものだという。そのご神体が奥宮。霊験あらたからしく、人々は社殿より熱心に参拝していた。
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昼食は主計町で。浅野川沿いにある金沢三茶屋街のひとつ。婿さんの父がなじみだったらしい。部屋はなんの変哲もない普通の家の和室。ただし賄のおばさんがつきっきりで鍋を取り仕切るので、お客さんは取り分けられたものを食べるだけでよい。
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ということで金沢で過ごしたお正月はおしまい、帰りは「かがやき」ですっと東京へ2時間半ほど、夜行で行くしかなかった昔を思うと夢かと思う。
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