風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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「葉子」

「座・高円寺」には屋外ポスターがあって、先日の「12人に怒れる男」の幕間に外に出た時、目に留まったのが「葉子」。劇場にあったフライーヤーには、「久坂葉子の身勝手な若死には、日本文学史上、最後の夭折なのではないか」(久世光彦)とあった。久世光彦に関しては、2月20日の「アルマ=タデマ」の記事で触れたばかり、偶然とはいえいつもこういうことがあると、世界は繋がっているんだな、と思う。ということがあって、今日のマチネーのチケットを購入した。
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久坂葉子は川崎重工創始者を曾祖父に持ち、祖父は男爵、母は元家族で、実家は現在の神戸にある「北野ホテル」。19歳の時に史上最年少の芥川賞候補となり、かなりの美貌というとんでもないセレブ。しかし、昭和27年12月31日、阪急六甲駅で最終急行列車に飛び込み、自殺した。この昭和27年というのも惹かれた理由。私の生まれた年だ。

けっこう昭和中期には有名な人だったらしく、久世光彦に加え、曽野綾子、井上靖、吉行淳之介の言葉が載っていた。曽野綾子は、「その頃まだ私は無名の文学少女だった。そしてその時から今まで私にとって文学上の嫉妬という言葉であらわせねばならぬ才能にぶつかったのは、久坂葉子ただ一人だったのである」、と書いている。へぇー。

が、台本がかなり残念で、舞台としては外れ、というのが感想。
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