風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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矢野顕子x糸井重里

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今日のメインイベント。会場は新宿文化センター大ホール、2000座席ほど。今回の単発ライブはソロデビュー40周年記念企画と銘打っており、会場のロビーにはデビューから今日までの珍しい資料が展示されていて、ミニ矢野顕子博物館もどきになっていた。デビュー時(1976)の資料(左)が、これ誰?という美人系の写真が使われているのが微笑ましい。素顔の写真がアルバムに登場するのは6枚目のアルバムの1980年。日本の音楽世界では顔の価値が音楽を上回ることがよくあるが、この頃には顔が無価値になった証だろう。
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糸井重里は昔から矢野顕子に詩を提供していている。「春先小紅」(1981)とか、「自転車でおいで」(1987)とか、「SUPER FOLK SONG](1992)とか。近年もあるが知られていないだけ。そんな二人のライブ、糸井は歌わないので音楽的には矢野顕子のピアノ弾き語り。二人の仲の良い会話が楽しくライブと言うよりトークイベント風で、ライブとは違った楽しいライブ。妻が新宿文化センターの無料会員になって優先席を確保してくれたとかで、前から5列目と席にも恵まれた。

ブルーノートの矢野顕子のライブに行った時、席がピアノの斜め後ろだった。彼女が演奏時に譜面台に置く紙を見て驚いた。譜面ではなく、A4位の大きさの紙の真ん中に字がコチョコチョとあるだけ。今回、二人が楽曲の話をするときに糸井が矢野に送った詩のファクスがプロジェクターで放映された。糸井の作品を最も大量に保存しているのは矢野顕子と言っていた。意外ときちんとしているらしい。そして彼女はそのオリジナルのファックスを譜面台において演奏して歌う。相当ずさんでもあるらしい。彼女の作曲した譜面というのも1度紹介されたが、五線譜の下に歌詞があるのは当然として、五線紙にはコード(和音の記号)が記されているだけ。なるほど。

糸井作詞の曲に限られるので普段ライブではうたわない珍しい曲が並んだ。「春先小紅」を聴くのも初めて、糸井の作詞と思って聴くととてもいい詩だ。今回用に作ったという本邦初演の曲も3曲あった。アンコールの最後がそのうちの1曲「SUPER FOLK SONG RETUERNED」。詩がオリジナルのパロディで笑わせるが、さすが糸井重里、最後をきちんとまとめている。「・・・ハッピーエンドにしてください」で一曲を終わらせるところなど目頭が・・・。こういうライブに出合うと、生きてて良かったな、と思う。
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