風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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経済成長率と「管子」

今夜のNHKスペシャルは 「マネー・ワールド 資本主義の未来(1)世界の成長は続くのか」という興味深いテーマ。テーマは良いものの番組に期待していなかったが、やはり見当違いを含むツギハギだけの、多分番組の企画者自身も何を話しているのかわかっていないような内容だった。期待通りであった点において及第、というのはヘンかな。

世界の成長は続くのか?という疑問に複数の真の専門家がNoと答えていた。多分そうだと思う。目にはさやかに、すなわち短時間で大きな変化が見えるものではないが、日本を含む先進国では明らかに経済成長の達成が難しくなってきている。

今年の1月30日に「マイナス金利と経済成長」と題してこんなことを書いた→こちら。一部再掲すると;
・・・、経済成長というのは需要がないと成立しない。需要増の原動力は人口増と生活レベルの向上。日本の高度成長期というのは両方が揃っていたから。中国の経済成長も同じ。

〈衣食足りて礼節を知る〉という言葉がある。「管子」牧泯の「倉廩實則知禮節衣食足則知榮辱、(倉廩実つれば則ち礼節を知り、衣食足れば則ち栄辱を知る)」が出典、今から2000年以上前の言葉だ。

人間、衣食足らざるうちは必死に働き欲望を満たすが、全てが満たされれば慾は無くなり精神性を重んずるようになる(人に依るけれど・・・)。この衣食足らざる時期(成長期から成熟期の入り口)おいての社会的経済的幸せの尺度は経済成長率で良かった。世界史を概観するに、このこの衣食足らざる時期はつい最近まで続いてた。部分的にはまだその段階の国もあるが世界の多くの国は成熟段階に達している。しかし、成熟期においては経済成長率を尺度にすることが間違いなのである。ボールを投げれば高度を上げ頂点に達し下落する。落花もしくは水平飛行をしている時に上昇率について語るようなもの。

経済成長率以外の価値観を導入したら日本も世界も今より幸せに暮らせるに違いない、というのが番組への感想。具体的にいろいろ書くと鬱陶しくなるので今回はここでおしまい。
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