風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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旅の終わり

最初からいい加減な旅なので昨夜今日の計画を協議、朝食後とりあえず加部島に渡り田島神社まで歩くことにした。3キロほどなので1時間弱。宿から呼子大橋まではすぐ。名護屋浦を挟んだ対岸に名護屋城趾の本丸が見える。さぞ壮観だったことだろう。呼子大橋を渡って加部島へ。
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昨日の嵐のような風や寒さが夢の中だったような快晴。海も凪いで気持ちが良い。
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山頭火が加部島を訪れたのは1月24日。3日勝った。日記に遊女屋が四五軒あったと記しているが、普通の家がまばらに並ぶばかり、昭和初期の面影はない。日記に大したことが書いてあるわけではないが、名護屋城趾も含め、同じところを訪れた後に読み返すと、それでも一字一句文字の背景が見えて感慨深い。
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田島神社は九州で最も古い神社の一つとして有名らしい。本殿の下には赤と白の近年建造されたとみられる佐輿姫神社もある。神社では佐輿姫と書いてあるが、山頭火も佐用姫と書いており観光資料もすべて佐用姫。佐用姫伝説というものがあり、日本三大悲恋伝説と唐津観光協会のガイド&マップに書いてあった。537年に朝廷の命を受け、朝鮮へ出陣の準備のために唐津へ来た大伴狭手彦が、美しい(と決まっている)小夜姫と契りを結んだ。やがて出航、小夜姫は鏡山に登り領布を振り続けるも、彼を慕うあまり追い続け、最後に加部島まで来るが船はもう見えず、七日七晩泣き明かして石になってしまたという、いささか鬱陶しい話。山頭火も訪れていて、「田島神社へ参拝する、ここに松浦佐用姫の望夫石がある、祠堂を作って、お初穂をあげなければ見せないと宮司がいふ、それだけの余裕もないし、またその意志に回向して、石が姫に立ちかへっても困るので・・・」、と書いている。
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島にはバスに代え、昭和自動車がジャンボタクシーを運行している。1日5本あり、田島神社9:53に乗って呼子に向かった。定員10名のバンで、島のおばあさんおじいさん子供が乗るようだ。途中で満席になったが、さらに二人を乗せた。おじいさんは後ろの荷物席に座り、おばあさんはドアの段差に腰かけた。皆顔見知りの雰囲気。場違いな二人が乗ってしまったので迷惑をかけたかな、と思うも冷たい視線も空気も流れなかった。確か一人200円。

呼子での目的は、日本三大朝市のひとつという朝市へ。しかし、びっくりするほどしょぼい。昨日海が荒れたのと、冬はオフシーズンなのが原因ということにしたが、それでもね・・・。生うにを買って食べたが、小さくてしょっぱくてとってもなんだか。
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早々に朝市を切り上げたので、タクシーで七ツ釜へ。「イカ丸」という観光船があるのだが欠航なので陸路音連れることにした。国の天然記念物だそうだ。褶曲した玄武岩の柱状節理の崖が海蝕によって洞窟になったもの。妻が絶対行きたいというので本日の目玉。駐車場から草原を経てすぐ。昨日と様変わりで風もなく快晴の空の太陽が暖かい。
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左が「七つ釜」で右が「象の鼻」。なるほど。
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「象の鼻」の岬は節理が真横なのでまるで象の鼻の皺にそっくり。
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バスで唐津へ戻り、バスセンターで昼食。このビルにカーブスが入っていたのでびっくり、こんなところにと言っては失礼か。昨日行き損ねた高取邸へ行こうかと地図を見ると、途中に唐津神社と曳山展示場があった。ここで初めて、唐津は「唐津くんち」の唐津だと気が付いた。親しいわけではないが、鯛の山車がでる祭ぐらいの事は知っていた。タダかと思ったら入場料300円。山車は曳山(やま)と呼ばれ全部で14台ある。それらが一堂に並び、ビデオで祭の様子が紹介されている。この曳山、9台が江戸時代に作られ、一番古い赤獅子は文政2年(1819)製。残り5台も明治9年までにつくられたもの。なるほどユネスコ無形文化遺産に登録されたのもよくわかる。
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最後に高取邸に寄って博多から東京へ。疲れたのか年なのか電車も飛行機も目覚めれば到着という状態だった。
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