風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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3.11に思う日本の不幸

3月11日。あの日も今日と同じような暖かな日だった。その時は2月に万座スキー場で背後から追突され肋骨を折る重傷を負って自宅療養中、妻と居間で春昼のお茶をしていた。あれからもう6年が経過した。今朝の新聞に掲載されていた被害状況。
311被害状況

感傷文を書くつもりはない。目に留まったのが震災関連死3523人と避難者数が未だ12万人もいること。冀は(こいねがわくは)津波と福島原発事故の被害を分けて書いて欲しかった。すなわち、原発関連で死者0人、避難関連死xxxx人、と書いてもらえれば東日本大震災としての被害の全貌が正確に認識できる。

地震と津波と原発事故、起きてしまったことはコントロール不能なのでどうしようもない。ただ今でも一つだけ許すことがないのがNHKのアナウンサー。多くの人は仕事中で知らないだろが、10メートルの津波が予想されているのに30センチの津波の予想と同じような口調でニュース原稿を読んでいた。「前畑ガンバレ!」のように絶叫していたら多少被害は減っていたに違いない。彼にとってはいつも冷静にニュースを読むのがアナウンサーだったのだろう。自分で考えるということができない人間、ロボット以下だと当時テレビに向かって罵詈雑言をしたけど当然伝わらない。

さて震災後の対策は全てコントロール可能なので何か問題があれば全て人災。津波被災地の復興と原発被害に伴う非難と汚染土壌除去がある。「避難いじめ」などという副産物まで生じ、横浜教育委員会の無能ぶりまでさらけ出されるというおまけ付き。

両者、とくに後者については多々記してきた。昨日、日経新聞に「強い放射線 遺伝子損傷 」という安倍大資という署名入りの無価値にして主旨不明の大きな特集記事が掲載されていた。生き恥をさらすような記事だったが、改めて被災者と納税者としての日本国民の不幸の元凶を思った。

マクラが長かったが、以下はこれまで何回も書いてきたことだが改めて記す。

一般道を車で時速200キロで1時間走れば危険である。しかし人がぶらぶらと200キロメートルの距離を歩いた場合の危険度はそれよりはるかに小さい。この話のポイントは同じ200キロであっても、車は速さ、人については距離の話をしている点にある。多分小学生高学年以上なら納得するだろう。

それが、放射線量になると、先の記事がいい例だが、新聞テレビを筆頭に小学生高学年未満となって、速さと距離を同じ数字として語る。だからそれを読む国民も同じ。その結果が無用の避難対策を強いられた避難住民とそのストレスによる犠牲者である。

具体的に示す。まず、現状から。図は福島の放射線量マップ(μSv/h)。一時間当たりの放射線量分布で、上が2011年4月29日。下が直近資料である2016年11月18日。5年半で減っているのはいいとして、ポイントは赤の表示。測定値が19μSv/hより大きいことを示す。普通の人は赤だから危険、黄色もヤバそうと思うだろう。実際政府の帰還困難区域は5.7519μSv/hぐらい(50mSv/年)で黄色を含む。
放射線量マップ20110429

放射線量マップ20161118

問題はこの50mSv/年にある。人に何らかの影響を与える放射量強度はどのぐらいか。これも以前に書いたので結論だけ書くと100mSv。不都合な真実だが、人類で最も大規模に被ばくした履歴を持つのは広島、長崎市民。ついでチェルノブイリ。これらの膨大なデータの分析から、1回の被爆で100mSv未満なら人体に影響は(ほとんど)ない、と公認されている。

ところが、この100もしくは50mSVが1回の被爆でも積算でも影響は同じという、データも論証もない見解が採用されているのが現実。速さと距離の例と全く同じ。玉川温泉で放射線が原因で死んだ人はいない。影響がない例はいくらでもあって、わかりやすいのが放射線治療。致死量に当たる放射線を累積で放射されるが(数万mSv)、複数回に分けて放射されるので人は死なない。自主避難した人は自分の意思だから構わないが、避難の必要のない大量の人が避難を余儀なくされ、日々の生活を奪われ一部は無くなっている。また莫大なコストがそのために使われている。なんという喜劇という悲劇。

低放射線量被爆のデータがない、という言い訳がよく使われる。そうであれば、例えば毎時1μSv、10μSv、100μSv、1000μSvの環境でネズミでもサルでもいいから5年間飼育すればいいと思うが、実はそういう研究はされていないらしい。多分、実験をする科学者は影響がないのがわかっていて、実行して成果を公表すれば、様々なレッテルを貼られて社会的に抹殺されるからだろう。以前NHKで、「被爆の森」と題した被爆地の生態を研究した弘前大の成果を放映した →a href="http://bb79a.blog.fc2.com/blog-entry-1142.html" target="_blank" title="こちら">こちら。期待していた影響が全くなかったので、無関係なチェルノブイリの映像を流し印象操作で無事まとめていた。

新聞もテレビも政治家ももう少しまともな人達だったら日本はいい国になったろうに・・・。
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