風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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筋違い

13日の日経新聞から。 「原告は避難区域外からの自主避難者を含む45世帯137人。避難を余儀なくされ、平穏に生活する権利を侵害された慰謝料などとして、1人当たり1100万円を求めている。全国で約30件ある同種集団訴訟で初の判決。」だそうだ。訴訟だけに問題の本質を外れて論点が3つあるらしいが、それは判決にお任せするのでパス。
201703原発事故訴訟

原発事故補償関連訴訟において、初期の混乱時期は止む終えないと思うものの放射能汚染の実態が把握されてから後は、論理的に避難の必要性の有無が最初に判断されねばならない。そしてこれまで繰り返したように、この程度の放射線量では避難の必要はない。

その点においてこの裁判、原告も筋違いだし、提訴の主旨も筋違い。まず原告。少なくとも避難区域外からの自主避難者は自らの思い込みに基づく行動であって強制ではなく自己責任、国に、言い換えれば税金で補償を求めるなど、何か勘違いしていない、と説教したくなる。

次に、「避難を余儀なくされ、平穏に生活する権利を侵害された」背景は津波の予見性ではなく、政府の避難勧告。だからまず避難の妥当性が論点でなくてはならない。

もし大規模長期の避難の必要性が認められないとなれば、避難を命じた政府や予算を承認した国会議員の責任が問われることになる。これはまた、一部の新聞やテレビ、野党にとっては原発反対の根拠が失われるのであまりに不都合。被災者も今更必要ありませんでしたと言われても困惑するだろう。すなわち真相を明らかにされるような議論を誰も望んでいない、というのが哀しいことに今の日本の姿というか、テレビ新聞の報道だけで誘導されてきた世論。

記事の最後の一文、「鈴木克昌弁護団長は「避難区域の内外で被害に本質的な違いはないのに、区域外に補償はなく不十分だ。将来に希望を持てる判決を期待したい」と話している。」 。本人は気付いていないようだが、避難しようと避難しまいと本質的な被害がないから、「避難区域の内外で被害に本質的な違いはない」というのが実態。どんな判決になるのか興味津々。
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