風の行方とハードボイルドワンダーランド

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弾道ミサイル

3月5日の北朝鮮弾道ミサイル発射実験。北朝鮮ミサイル3

ミサイルには大きく分けて、弾道ミサイルと巡航ミサイルがある。この二つ、全く別物と言っていいぐらい異なるのだが、その違いがどのぐらい世の中で認識されているのかちと不安、妻に尋ねたら知らなかったから。知らないのはお前の家だけ、という批判はご容赦のほど。

ミサイルというとイラク攻撃のようなものを思ってしまうが、あれは巡航ミサイル。飛行機のように翼とジェットエンジンで水平飛行するミサイルで、艦船や爆撃機から発射される。ジェットエンジンで飛ぶため、高度は低く速度もトマホークで880km/時ほど。

一方弾道ミサイルは、ロケットで高度数百~千キロメートルの大気圏外へ打ち上げられ、その後弾頭の飛行体が慣性と重力により自然落下するというミサイル。いわゆる放物線を描くので弾道飛行と呼ばれ、目標に到達する。説明より下図を見た方が分かりやすいだろう、出典はこちらwith thanks →こちら

弾道ミサイル軌道

最初のポイントは高度。放物線を描くので遠距離の場合、すなわち大陸間弾道弾は高く上げねばならず高度1000キロメートルを越え、1000キロ程度の近距離弾道ミサイルでも高度100キロメートルを超える。国際線の飛行機の巡航高度が10キロぐらい、国際宇宙ステーションの起動が413-418キロ、ハッブル宇宙望遠鏡が559キロ。人類初の有人飛行である1961年のボストーク1号は、遠地点327キロ近地点169キロなので、いかに高いというか、宇宙旅行と同じ、もしくはそれよりはるかに高い(ICBMのケース)。落下は物理法則に従うのでかなりの精度で軌道を計算できるが、打ち上げ時にはロケットという人の設計要素が入ってくるので、発射地点=発射時の計画の着弾点との誤差はまぬかれない。なお図ではロケットと飛行体も描き分けられている。

次がのポイントが速さ。速さは大気圏再突入前が最高となるらしい。ICBMで秒速(!)6キロメートル、近距離でも2キロメートルに達する。

以上が基礎知識。北朝鮮の東倉里から東京までは1300キロほどというのがもう一つの基礎知識。
北朝鮮ミサイル1

さて問題は、もし弾道ミサイルが東京を目標に発射されたら迎撃できるかどうか。迎撃ミサイルは、落下している段階での飛行体を狙う。途中では高すぎて届かないから。特にPAC-3は大気圏に突入してから飛行体を対象にしている。速さは秒速1.7キロ。いろいろと技術的な改良が加えられ進化しているとはいえ、秒速2キロで落下する物体を下から狙い撃つという状況に変わりはない。飛行体は1/1000秒で2メートル動く。撃ち落とすという事は三次元空間において両者が同時刻に同地点に存在するという事なので、いかにも難しそう。実際防衛関係者も100%迎撃可能とは言っていない。

では、どうしようもないかというとそうではない。以上は物理の話。現実的には、もし北朝鮮がノドンを東京に向けて発射すれば、米軍の巡航ミサイルによって北朝鮮のすべての軍事施設は破壊される。さらに国土の主な施設は徹底的に空爆されるだろう。だから北朝鮮はミサイルを発射しない。それが軍事的抑止力。日本には安保反対という日本人がいるそうだが。
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