風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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南沙諸島の現在

先日の「弾道ミサイルの」記事に、「・・・だから北朝鮮はミサイルを発射しない。それが軍事的抑止力。日本には安保反対という日本人がいるそうだが。」と書いた。もし日米安保条約がなかったら、北朝鮮は日本にミサイルを撃ち込んでも恐れるものがない。そうなれば多分中国が「北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込んだのは遺憾である」とコメントし、国連が制裁案を出すも中国とロシアの反対で非難声明を出しておしまい。

そんな中国の南沙諸島開発状況を記しておく。防衛省は「防衛白書」なる日本の防衛力や日本近隣の軍事情勢に関する教科書のようなものを公開しており、スパイなど派遣しなくても日本周辺の概況が一望にわかる。南沙諸島問題についてはH27年版から写真付きで説明されるようになった。これが公開されたのは2016年だろう。一方、このブログで「南沙諸島で何が起きているか」と題し現況を紹介したのが2015年3月15日→こちら。2年以上前になる。その後マスコミや政府も口に出すようになった。
H28防衛白書

白書にも触れられているのだが、防衛省は昨年12月に「南シナ海における中国の活動」と題する資料を公開している。全36ページの大量の写真や図の入った大変優れた資料。そこから抜粋して現状を記す。現在8つの環礁の埋め立てが終了し、飛行場等のインフラも多くの島でほぼ完成している。その面積は合計12.9平方キロメートル。小さそうに見えるが、お台場全体でが1平方キロ程なのでその13個分。これをわずか3年間で大陸からの遠隔地に造成したのだからこの技術力は絶賛に値する。

201612南沙1
1平方キロ 201612南沙4

中でも印象的なのがスピ環礁の開発。大分経験を積んだ後なのでノウハウと経験が蓄積されたのだろう。2015年1月には美しい環礁に過ぎなかった島が、1年4か月後には3000メートル滑走路を含む巨大な島に変身した。多分「美しい海を守れ!」という反対派は中国に居なかったに違いない。
201612南沙2
201612南沙3

ここは国際的には各国が主権を主張する紛争地域であるが、中国が主権を主張しているので中国領土。これを世界は容認した。尖閣諸島も同じ論理構造で中国が主権を主張している。大きな違いは尖閣列島はアメリカが日本の領土だと公言していること。もしアメリカがいなかったら、中国は一年半で尖閣列島を大規模に開発していた可能性は否定しがたい。そんな時でも、国会は与野党が対応方針について不毛な時間を費やし、日本外務省は中国を刺激しない様「遺憾の意」を強く申し入れているような気がする。
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