風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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AIとHAL

久しぶりに我武者羅会に出て碁を打ってきた。4戦4勝、いずれも大勝もしくは中押しという結果。こんな日もたまにはある。ということで碁の話。

4月12日に、「ワールド碁チャンピオンシップ」に関して、人類史上初めてAIと人間の戦いが観戦記として新聞に掲載されると記した。人工知能(AI)の「DeepZenGo(ディープゼンゴ)」は1勝2敗で、2敗は中国と韓国の代表。世界最強レベルの人達である。さすがに人間には勝てないのだなと思っていたが、その棋譜と観戦記を見るとAIは強い。この二人に対してもなんと終始優勢を保っている。ところが、AIの勝ちが見えた終盤において、ヘボを打って自滅していた。

これまでのコンピューターは、チェスでも将棋でも碁でも原則、全ての可能性を検討し、目的関数という評価値で最善手を選んでいた。だから、選択肢が限られる終盤戦においては、絶対に間違えることはありえなかった。目的関数の値が100%になる手順を選ぶから。

ところが、Deep learningにおいてはパターン認識をもとに最善手を決定するので、序盤、中盤では人智の及ばない手を放ち続けるのだが、終盤においては穴があった。バグというのは人間のプログラム上のミスだが、AIは原始的なもしくは機械的なプログラムであれば生じないような、AIが自分で考える故のミスをおかした。

今回の棋譜を見て思ったのが、「2001年宇宙の旅」のコンピューター、HAL。AIは人間の能力を超えるだけに、この棋譜をみて不気味さを覚えざるを得なかった。どのぐらいの人がこのことに気付いたのかわからないが、それが見えただけでも今回の企画は人類の大きな第一歩。AIに全面的に依存するのは危険である。AIとハサミは使いよう。

DeepZenGo2.png

DeepZenGo.png
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