風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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「忖度」という名の私利私欲

今年の流行語大賞は「忖度」かも、という話をしたくなるほど、マスコミではやたらに「忖度」が出てくる。どこのメディアが言い出したか知らないが、ヌメヌメしたいやらしさを覚えてしまうのでこの感覚を忘れないうちに記しておこう。

森友学園の件、問題の本質は売却した財務省近畿財務局にあり、と書いたのが3月14日のこの記事→こちらは本筋。この後に、役人の行為に対して忖度という単語が使われ始めたように思われる。

行政の職にあるものは官僚であれ役人であれ公務員であれ、法律や規則、慣例などに基づき国民に対し公平公正に職務を遂行する責務がある。許認可に際し、役人は本来後ろ指を指されないため愚かしいほどいろいろと妥当性を証明する資料を要求するものだ。森友学園の国有地売却に関しては、財務省近畿財務局の担当者がそれをないがしろにして売却をしたために問題が生じた。担当者の上には上司が何段階かいる。どこかのレベルで部下に手を抜くように指示が与えられたと考えて良い。もしくは上級の官僚になるぐらいだから、自ら直接指示を与えるような愚かなことはせず、「わかっているよな」程度で下に回していたことも十分考えられる。いずれにせよ、行政職の人間が上目づかいをすることによって自らの責務を放棄する行為が、「忖度」という名で呼ばれるようになった。

さて、財務省近畿財務局において業務命令により作業を行ったレベルより上の役人は、局長を筆頭に行政職としての背任行為を認識している。では、なぜ背任行為が行われたのか。もし上のレベルからの示唆に叛けば自らの出処進退に不利益が生じると思ったもしくは実際に生じるから。きちんと見ればきわめて個人的な私利私欲が動機。「わかったよな」と言われて「いやそれはできません」と言える人間が上から下までいなかったのだろう。それに同情を覚え、あまり踏み込むのは可哀想というので「忖度」という単語が使われたのだろうが、使い始めたのは同質の人間なのだろうと思う。いずれにせよ人間の品格の問題と言ってもいいかもしれない。やはり日本てアジアの国だなと思う。
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