風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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あと何年?

65歳になった。字面を見ると他人事のように思えるが紛いなき現実。気分は20代か30代と何も変わらない気がしているだけに、いきなり見知らぬ街に連れ込まれて途方に暮れているような違和感を禁じ得ない。

たまたま先日厚生省から平均寿命の新たな統計が発表された。それによると男性が81歳で女性が87歳。発表資料にアクセスして暫し眺めた。まず、平均寿命の年次推移。男女とも毎年伸びているが、戦争中はともかく戦後10年経過した1955年でも、男性64歳、女性68歳だった。65歳と言うのは平均寿命を超えて長生きした人に含まれるわけだ。「気分は20代」などと宣えるとはなんと幸せなことか、と先人に深謝。
平均寿命推移

平均寿命とは、正確に記すと「0歳の平均余命」、だから統計値の比較として意味はあるが、現に生きている人には意味がない。では何が意味があるかと言うと、それぞれの年齢での平均余命。自分の例では、65歳の平均余命がいくつか、ということ。当然その数字も掲載されている。65歳男性の場合は現在85歳。あとちょうど20年ある。女性で89歳。20年が長いのか短いのか。正直に言うと思っていた数字より長い。20年前というとまだオスロで暮らしていた頃だが、ずいぶん昔のことで、それからの諸々の事を思い出すに、20年先と言うのは想像を絶する長さに思える。下表にはご同輩の年齢における平均寿命を太字で示したので、各自鑑賞のほど。
2017平均余命

話を戻して平均寿命だが、81歳とはいうもののそれは荷重平均値であって、早く亡くなる人もいればもっと長生きする人もいる。それを記したのが「ある年齢まで生きる人の割合」。それによると、男性では65歳までに1割の人が亡くなり、75歳までに四分の一の人が亡くなる。確かに、会社や学校関係に関して知るだけで7名が65歳までになくなっていた。1割というのはありそうな数字。とすれば75歳までの25%も現実感がある。何とか75%になるよう祈るのみ。
2017寿命確率

平均寿命を認識しておくのも悪くないが、もっと重要なのが健康寿命。「日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと」とウィキにはある。古い資料しか見当たらかっらが、平成22年の資料によれば、男性で平均寿命より9年短い。85歳マイナス9年は76歳。今のように元気に暮らせるのは、平均的にはあと11年という訳だ。平均寿命までは20年でも、健康寿命はあと11年と言うのは結構切迫感がある。と書いたもののそんな自覚はまだないが、61歳で会社生活と縁を切ったのはやはり正解だよなと思う。残り11年だったはずが15年と37%増になったのだから。
健康寿命

まだ面白いことが書いてあったが、最後に平均寿命の推移の国際比較。1965年からの約50年間の推移が示されている。先進国ではいずれも平均寿命の延びが顕著。特に現在日本は女性でダントツの1位、男性もトップグループにある。この傾向が顕著になったのは1980年頃から。何が違うのかわからないが、一方統計的に顕著なのが、アメリカの相対的短命性。男性で76-77歳、女性で81歳ぐらいだ。当然健康寿命も短いだろうから、幸せの尺度の一つに健康で長生きがあるなら、アメリカは一番不幸な先進国。

1967年に発表されたアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のB面の2曲目に「When I'm Sixty-Four」という曲があった。ポール・マッカートニー作。当時のイギリス男性の平均寿命は68歳ぐらい。だと思うとなるほど切実感のある歌だったわけだ。
2017平均寿命国際比較
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