風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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高層天気図の使い方

(23日追記)
21日にこう書いた。そしてその通りだった。前線活動に伴う大雨が降り、暴風や高波等による台風に伴う被害はほとんどなかった模様。
「超大型で非常に強い台風」と聞いた時はヤバいかもと思ったが、それほどのことはなく普通の台風と思ってよさそう。また今週は東京の最高気温が12度だった日があったように、日本の北には力強い寒気が南下している。台風が北上すれば台風の暖かい空気がその寒気とぶつかるので、上陸するぐらい北上すれば台風は急速にエネルギーを失う。ただし同じ理由で日曜までは大雨を覚悟しなければならないだろう。
さらに気象庁のコンピューターは何故かジェット気流の影響を過小評価するので、台風は進路予想より速く進むことが多い。月曜日のお昼にはきっと晴れているに違いない。


一方、22日のNHK のウェブにはこんな記事が載っていた。ようやく国立大学に合格して、金を払ってこんな専門家に学ばねばならない学生が可哀想・・・。
「専門家「台風は近年にない強さと大きさで上陸のおそれ」
・・・台風のメカニズムに詳しい名古屋大学の坪木和久教授は、・・・「本州の近くまで北上しているにもかかわらず、これほどの強さを保っている台風は近年になく、昭和34年に高潮などによって甚大な被害が出た伊勢湾台風に匹敵するほどだ」と指摘しています。・・・・「太平洋側だけでなく日本海側も含めてどこで災害が起きてもおかしくない。これまでの経験から判断するのは危険だ。深夜の避難は極めて危ないので状況が悪化する前に避難するなど、早めの対策をしてほしい」と呼びかけています。

(追記終)

冬になると気象情報で示されることが多い寒波の南下の絵、これはいくつかの情報が含まれる高層天気図の中の、500hPa等圧面におけるマイナス36度の等温線が使われている。マイナス36度以下が冬将軍、それ以上が平和の国日本という図だ。雪の予想をする際にはとても有効な情報源で、それをもとに判断すれば少なくとも関東北部から新潟にかけての雪に関する想定は間違わない。

高層天気図には他の有用な情報も示されている。その一つが700hPa等圧面における渦度。次元としては圧力の時間変化を持ち、プラスが上昇気流、すなわち低気圧の強さと理解して良い。低気圧のパワーが強ければ雨雲が発達し雨になる。高層天気図ではその領域が縦の線で記されるのでわかりやすい。

下図は21日に公開された24時間後にあたる本日12時の予想高層天気図。作り方は気象庁のコンピューターによる数値計算。図の水色の枠内が概ね雨と予想されている。
20171022渦度

では、実際どうだったかを示したのが下図。数値計算の予想時間と同じ本日12時の衛星画像に雨雲を重ねたもの。まるで気象庁の予測結果を忖度したかの如く、雨雲の位置も形も予測通り。いつも比較しているわけではないが、これだけぴっちり合致するのは珍しいのではないかと思ったので記録。

20171022japan-near-large-radar.jpg

ちなみに48時間後の月曜12時には渦度の雲は東北に移動、関東は晴れとのご託宣。今日の天気予報も明日は午後から晴れとなっていた、というか、この数値計算結果を以て晴れの予報を出していると言った方がより正しい表現。

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