風の行方とハードボイルドワンダーランド

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朝日新聞に学ぶ虚構の作り方

先日、月間HANADA11月号の広告が新聞に掲載されていて、「戦後最大級の虚報 朝日新聞の「加計報道」徹底検証」という文字が目に入ったので買ってみた。文芸評論家の小川榮太郎氏の執筆で、同氏は十月中旬に「・・・戦後最大級の報道犯罪(仮題)」という本を上梓すので、その一部を要約紹介するもの、と前書きにあった。内容がこれまでこのブログで縷々書き連ねてきたことの元凶を、時系列的に事実を提示しながらルポ風に丁寧に綴られていたので、これをさらに要約紹介する。詳細を知りたい方は月間HANADAもしくは同氏の本をご購入のほど。

1.事実のコラージュ
「加計学園学園問題」として捏造された騒ぎの発端は朝日新聞だった。5月17日の朝刊一面トップが新学部「総理の意向」と題する記事だった。そこには証拠としてスクープの根拠となる文書の写真が添えられていた。
5月17日の朝日新聞朝刊 朝日新聞5月17日

この証拠、黒のグラデーションがかけられ、読者の目を第一節の「これは総理のご意向だときいている。」に注目するように加工されている。しかし、この文書の第三節には、<「国家戦略特区諮問会議決定」という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか」、と記されている。この記載は、実際には総理の指示はなかったことの裏返し。だから黒で隠さねばならなかった。事実とは異なると知りながらの事実の捏造作業は意図的に最初から始められていた。
とても不自然 朝日新聞5月17日2

2.テレビの抱き込み
このスクープのあった当日に民進党は「疑惑調査チーム」を立ち上げ、また同党の玉木雄一郎は朝日のスクープした文書を入手し国会の文教委員会で質問に立つ。本来出所不明で信憑性の証明から入るべき文書であるにもかかわらず、その夜、テレビ朝日は14分半、TBSは8分半、NHKは7分半と他局を大幅に上回る時間を割いて、この件を報道したという。

3.偽善者の英雄化
加計学園問題に関しては、3月3日から5月15日まで衆院予算委員会で56回の質疑があったという。しかし朝日新聞はその間小さな記事を3件報じただけだった。5月17日にトップ記事に仕立て上げた背景はスクープ文書を入手したためだが、合理的な提供者と考えられるのが前川喜平前文科省事務次官。新聞とテレビは彼を正義の味方に仕立て上げねばならなかった。閉会中審査の翌日の新聞は加戸前愛媛県知事の証言を無視し、紙面の大部分を前川の発言の引用が占める異様さだった。これは日経新聞も同じ。また前川の常習的買春行為に対し、必死の矮小化と早期沈静に努力。

この構図まるでデジャブ。STAP細胞という事件でも何でもない一件で、主犯である若山照彦元山梨大学教授が小保方氏を悪人に仕立てた件と同じ構造。マスコミに対する協力者であった若山をマスコミはかばい続けた、というか全く彼に触れなかった。小保方氏に味方する人は限られたので、この時は大成功に終わった。

4.印象操作の繰り返し
朝日新聞を読んでいないので真偽は不明だが、連日続く加計問題の記事、「中身は空疎そのものだ」(小川氏)だったらしい。外で稀に読むものもなく朝日新聞に目を通すことがあるが、感情的な記載がやたら多く読むに堪えない印象があるので多分本当なのだろう。印象操作の手法として、「疑念が残る」、「疑念が」晴れない」という言葉を繰り返すとともに、「安倍首相の友人が理事長を務める加計学園」とか「「総理の意向」「官邸の最高レベルが言っているなどと書かれた文書」という枕詞付で記事が書かれ続けていたそうだ。

5.不都合な事実の無視
本件には加戸守行前愛媛県知事をはじめ、国家戦略特区の委員、全文科省大臣や副大臣、獣医師会関係者、等多数の直接的にかかわってきた人間が多数いる。しかし朝日新聞はこれら関係者に取材することもなかったという。また衆参両院の閉会中審査の模様はリアルタイムで全編テレビ中継されたにもかかわらず、まともに加戸氏の証言を報道することはなかった(と思われる、日経新聞ですらしなかったのだから)。この話は何回かブログにも記してきた通り。

「フェイクニュースの拡散を防ぐには取材力や読者の情報リテラシー(知識)の向上が必要」と恥ずかしげもなく日経新聞が書いていたが内容は正しい。また、「私たちが大新聞にのぞむのは、社会の公器を悪用してプロパガンダ的手法で政権を貶めることではなく、正しい判断材料となるフェアな視点による分析であり批判である。」とは、どこかで拾った言葉(出典が不明ですみません)。

慰安婦問題を始めとする多々のフェイクニュースを流し続けている朝日新聞は未だ数百万部を発行しているらしい。国民のリテラシーレベルが向上し、このような新聞の購読を恥と思えるような国民が増えれば、日本は健全な知性に基づく建設的な議論のできる国になれるだろう。

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