風の行方とハードボイルドワンダーランド

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民主主義と投票結果

遅ればせながら今回の総選挙の結果についての感想文。

「民主主義とは最悪の政治形態だが、過去の他のどんな形態よりもマシ」というのはチャーチルの言葉。1947年11月11日の下院演説の一節だが、正確にはこう述べている。当時、チャーチルは野党党首だった。この後どう続いたか知らないが、どうも言葉が一部だけ切り取られて独り歩きしている感が強い。
Many forms of Government have been tried, and will be tried in this world of sin and woe. No one pretends that democracy is perfect or all-wise. Indeed, it has been said that democracy is the worst form of government except all those other forms that have been tried from time to time.

民主主義は、理念としては少数意見の尊重など合理的な議論の末の多数決での意思決定であるべきなのだが、古代ギリシアの衰退以降は「デモクラシー」の語は衆愚政治の意味で使われるようになったように、今やただの多数決というのが現実。

という基礎知識をもって選挙結果の分析を眺める。わかりやすい結果としては、自民党は小選挙区において48%の投票で75%の議席を得た。希望の党は21%で6%の議席。その他様々な角度から様々見解が引き出せそうだがそれらには触れない。この結果を我々はどう見るべきか?というのが感想文の主旨。
201710総選挙投票分布

小池希望の党代表の「排除」発言が同党の敗北の原因というのが通説。本人も認めている。しかし代表としては基本的見解の異なる人たちと一緒に活動することはできないという立場を採ることは当然で、間違ったのは「排除」という言葉を口にした一点だけ。これも記者会見の席でフリーのジャーナリストの質問にひっかけられて、質問に使われた「排除」という同じ言葉を用いたにすぎない。いわば言葉遣いの問題。これによって「風」が変わったという。本質としては何もぶれていない。

自国の将来や各人の生活を託す先が言葉遣い一つで影響される時点で、合理的知性は消し飛んでただの感情的多数決になっている。まさに現代の民主主義が衆愚政治であることをあからさまに示したのが「排除」問題だった。

そうは言っても1億人もいればいろいろな人がいる。ゆえにチャーチルの述べた「民主主義とは最悪の政治形態」というセリフが共感を生むのだろう。さて、現実は現実として理想的な民主主義下での投票行動を考える、というのがメインテーマ。下記の一節は思考実験なので現実から離れる。

二大政党しかいないと考える。この場合有効投票の50%を超えた政党が政権を握る。勝った政党が100%国をコントロール。三大政党の場合。彼らが拮抗していたとすれば、第一党は34%の得票で100%国をコントロールすることが可能。政権選択が4つあれば最小26%。これは理想的な民主主義下でも有効な論理的帰結だ。

これはお伽噺ではなくて小選挙区に適用すれば現実的な話としてわかりやすい。そこで今回の結果を改めて眺める。小選挙区において48%の得票で75%の議席という結果は、民主主義を標榜する以上合理的な範囲に見える。半年にわたる新聞テレビ野党によるモリカケ騒動を用いた洗脳活動の後だけにネガティブ方向にバイアスがかかっている可能性さえ否定し難いのが現実。

さて、またまたの朝日新聞、チェックしているわけではないがネット上の記事で見た。「与党で3分の2「多すぎる」51% 朝日新聞世論調査:朝日新聞デジタル 」とあるそうだ。設問の内容や記事も反阿部の作為が見る人から見れば明け透けで、こんな新聞を読んでいる人はまだまだたくさんいるらしい。
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