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2019.07/11 [Thu]
ブログの実態
ブログを開設、記事を書き始めたのが2013年7月8日、いつの間にか6年が経過し7年目に入った。この間の記事数は約2300件、製本すれば全十巻の全集になりそうな量だ。継続は力なりという言葉があるが、ブログの継続は書き続けても何の力にもならいない稀有な事例だろう。対価を期待せずに時間と金をかける対象が趣味の定義だが、金はかからないので趣味にも入れてもらえない非生産的行為を今日も続ける。
そんなブログの世界の実態はどのようなものか調べたのがこちら。雲をつかむような話なのでまとまったものは当然ながらない中、一つだけあった資料が、10年前の2009年にまとめられた総務省の「ブログの実態に関する調査研究」と題するレポート。全138ページにわたる力作で、10年前時点のブログの実態がよくわかる。ブログ総数等の時間に大きく依存する量は役に立たないが、参考になる検証結果やアンケート結果はたくさんあった。
ネット上にはブログが多数あるが、継続的に更新されているブログ(アクティブブログ)と更新されないブログ、そして削除されたブログがある。

2008年時点のそれらの推移がこれ。ブログが流行り始めたのは2004年ぐらいからで、2008年初めにはネット上に1700万ものブログがありかつ増加傾向にあった。内アクティブはそれでも350万にのぼる。ピークがいついくらだったのかわからないが、その後しばらくしてピークを打ち衰退化傾向にあるのは確か(後述する)。安易に発信できるフェイスブックやツイッター、インスタグラムに移行する人が多いので当然と言えば当然。

上図は一方でアクティブブログの比率が20%程度に過ぎないことを示している。始める人も多かったが止める人も多いわけだ。その実態がこれ。早期にブログをはじめた人の意識は高かったが、ブログ人気に乗っただけの人達はすぐやめてしまうため、2004年以降、1年間以上書き続けたブログ継続率は50%以下。2年、3年、5年と期間が長くなるほど継続率は下がると思われるので、7年目に入ったというのはかなり稀有な部類だろう。

では、皆さん一月にどのぐらいの記事書いているのか?2008年1月サンプル調査結果がこれ。縦軸は実数だが記事数別の比率として理解すればよい。結果は月間1記事が最大で以下見事なまでに美しく逓減し、大半のブログは月間10記事に満たない。月間30本となると稀な方。50以上も見かけ上存在するようだが、それらはツイッターのようなブログと機械的に記事を書くスパムとレポートは分析している。いずれにせよ、まともな文章の記事を2300本も書いてきた当ブログは、継続期間と記事密度から見て、重要無形文化財に匹敵する貴重な存在なのかもしない。

ブログの作者の年齢分布、20代と30代で過半数を占め、60代以上は5%。希少価値はさらにアップ。

ブログのテーマのトップは日記らしく、全体の四分の一。まあそうだろう。日記帳と異なり、写真も貼れるし検索もできるし、便利なことこの上ない。

ブログを開設するにあたりジャンルを選択せねばならない。こちらがその選択肢の一部。

記事を書く時に開く管理用のページには、毎日自分のブログのランキングが示される。これが本日の結果を示すサンプル。上がっても下がっても何も起きないが、まあ上がれば多少嬉しい。これは自分の記録だけではなく、ブログ参加者の総数もわかる貴重な記録でもある。2014年秋から成績がいい時に結果をメモっていた。総数が一番多い時の記録は2014年9月の、日記部門4888位/666308人中、ゆとり世代部門128位/15417人中。この時と較べると現在の総数は4-5割減っている。ブログ人気のピークは2008と2014の間にあることがわかる。
そんな中、このブログはいずれのジャンルにおいても1パーセンタイル、すなわち1000人中だと10位以内にほとんどいつも納まっている。それほど閲覧者が多いとも思われないので、これもブログ人気凋落の証左の一つだろう。

そんなブログの世界の実態はどのようなものか調べたのがこちら。雲をつかむような話なのでまとまったものは当然ながらない中、一つだけあった資料が、10年前の2009年にまとめられた総務省の「ブログの実態に関する調査研究」と題するレポート。全138ページにわたる力作で、10年前時点のブログの実態がよくわかる。ブログ総数等の時間に大きく依存する量は役に立たないが、参考になる検証結果やアンケート結果はたくさんあった。
ネット上にはブログが多数あるが、継続的に更新されているブログ(アクティブブログ)と更新されないブログ、そして削除されたブログがある。


2008年時点のそれらの推移がこれ。ブログが流行り始めたのは2004年ぐらいからで、2008年初めにはネット上に1700万ものブログがありかつ増加傾向にあった。内アクティブはそれでも350万にのぼる。ピークがいついくらだったのかわからないが、その後しばらくしてピークを打ち衰退化傾向にあるのは確か(後述する)。安易に発信できるフェイスブックやツイッター、インスタグラムに移行する人が多いので当然と言えば当然。

上図は一方でアクティブブログの比率が20%程度に過ぎないことを示している。始める人も多かったが止める人も多いわけだ。その実態がこれ。早期にブログをはじめた人の意識は高かったが、ブログ人気に乗っただけの人達はすぐやめてしまうため、2004年以降、1年間以上書き続けたブログ継続率は50%以下。2年、3年、5年と期間が長くなるほど継続率は下がると思われるので、7年目に入ったというのはかなり稀有な部類だろう。

では、皆さん一月にどのぐらいの記事書いているのか?2008年1月サンプル調査結果がこれ。縦軸は実数だが記事数別の比率として理解すればよい。結果は月間1記事が最大で以下見事なまでに美しく逓減し、大半のブログは月間10記事に満たない。月間30本となると稀な方。50以上も見かけ上存在するようだが、それらはツイッターのようなブログと機械的に記事を書くスパムとレポートは分析している。いずれにせよ、まともな文章の記事を2300本も書いてきた当ブログは、継続期間と記事密度から見て、重要無形文化財に匹敵する貴重な存在なのかもしない。

ブログの作者の年齢分布、20代と30代で過半数を占め、60代以上は5%。希少価値はさらにアップ。

ブログのテーマのトップは日記らしく、全体の四分の一。まあそうだろう。日記帳と異なり、写真も貼れるし検索もできるし、便利なことこの上ない。

ブログを開設するにあたりジャンルを選択せねばならない。こちらがその選択肢の一部。

記事を書く時に開く管理用のページには、毎日自分のブログのランキングが示される。これが本日の結果を示すサンプル。上がっても下がっても何も起きないが、まあ上がれば多少嬉しい。これは自分の記録だけではなく、ブログ参加者の総数もわかる貴重な記録でもある。2014年秋から成績がいい時に結果をメモっていた。総数が一番多い時の記録は2014年9月の、日記部門4888位/666308人中、ゆとり世代部門128位/15417人中。この時と較べると現在の総数は4-5割減っている。ブログ人気のピークは2008と2014の間にあることがわかる。
そんな中、このブログはいずれのジャンルにおいても1パーセンタイル、すなわち1000人中だと10位以内にほとんどいつも納まっている。それほど閲覧者が多いとも思われないので、これもブログ人気凋落の証左の一つだろう。

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