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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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冀くは

来週のスキーウィークに備え今日はオアシスに行くつもりだったが、アルバイトのお仕事をしていたら遅くなったので結局妻はライブに、娘は友達とお約束、おじいさんは家でお留守番、というパターン。

これ、こいねがわくは、と読む。初めてこの言葉に出会ったのが平野啓一郎の「日蝕」。1999年の芥川賞受賞作で、当時氏は23才の京大生。21歳の冬から半年資料調べ、半年執筆で書きあげたそうだ。たいそうな擬古文の異形の小説で、選考委員の石原新太郎をして「理解できぬ漢字が多々あった」と言わしめた作品。この冒頭の一節に、「冀、上の誓いと俱に、下の拙き言葉の数々が主の御許へと到かむことを。」とあり、さすがにルビが振ってあったが、こんな字を知っている大学生に驚愕したので記憶に残っていた。

山頭火の日記を読んでいてこの字に再会した。1930年10月4日、宮崎県日南市飫肥(おび)町での日記に、「彼女はどちらかといへば醜い方だった、(中略)、冀くは三世の諸仏、彼女を恵んで下さい」とある。山頭火は行乞の俳人、生業は乞食のようなもの。辞書を持ち歩くようには思えないのに、日記にこんな難しい言葉と漢字を安宿でフツーに書いていることに再度驚く。「・・・私も負けずにブロークンイングリッシュをしゃべる・・」という記述もあった。山頭火、実は1901年(明治34年)に早稲田大学予科に入学している。当時大学に進学しているのだからかなりのエリートだったのだろう。同じ大卒でも、書くどころか読めもしない大卒とは大分違う。

ただし、日記はけっして知的でもありがたいお言葉があるわけでもなく、お友達になれそうもないヘンなヤツのブログ、という感じ。
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*Comment

パチンコは 

球がいっぱい出ちゃったらどうしていいかわからない
という理由で怖いです。
パチンコ台にお金が吸い取られていくという悪夢も。
  • posted by ame 
  • URL 
  • 2014.02/23 23:44分 
  • [Edit]

 

球がいっぱい出たら、恐怖はすぐ快感に変わりますのでご心配なく。
  • posted by  
  • URL 
  • 2014.02/24 01:02分 
  • [Edit]

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