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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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なぜ???

先月末に購入した「奇跡の経済教室」戦略編をしばらく前に読み終えたのだが、何から書こうか逡巡しているうちに時間が流れた。購入時の動機はブログに書き記したとおり→こちら

簡単に記すと、財政赤字は毎年膨らみ続け、異次元金融緩和が6年も続いているのに、何事もなかったように円高とデフレは変わらぬままなので、「最近、何か勘違いをしているのかもと感じ始めていた」から。読後感として、MMTはさておいても、何事も起きていないという不都合な真実は、勘違いなどではなく、これまでの経済的常識や感覚、そして経済学が間違っていることの証左に過ぎないこと、新たなパラダイムを構築する必要がありそうということだった。

そんな中、今日の朝刊に「米「逆イールド」再び 国債にマネー集中」という見出しの記事があった。米国で27日、長期金利が短期金利を下回り景気後退の前兆とされる「逆イールド」が再び発生したそうで、すでにマイナス金利の日欧でもさらに金利が下がり、厖大な財政赤字を抱える日本国債に、安全資産とされてマネーが集中いるそうだ。その結果が104円台にまでなった円高。

201908アメリカ逆イールド 201908日本マイナス金利

日本国債の現状はマイナス金利、すなわち今市場で買えば償還時の金額は買値を下回る。そんな日本国債にマネーが集中、さらなる高値を形成しつつあり、併せて円高が進む。なぜ???

その理由がこの記事に書いてあった。手持ちのドルを円に替える際の上乗せ金利で稼げるため、マイナス金利の10年債でも実質約2%の利回りを得られるからだ。

なるほど、マーケットの人々にとっては、少なくとも財務省が必死になるほど財政赤字は問題ではないらしい。それを証明しているのが円の為替レートの推移。そしてそれを説明するのがMMTらしい。「らしい」というのはMMTの理論をすんなり納得できないからだが、上述したように、これまでの経済的常識とはことなるなんらかの物理学が働いているのは確かなようだ。
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