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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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終っていた石油の時代それとも・・・

先週日曜日の朝刊に速報が掲載され、月曜日の朝刊に大きな記事が掲載されていた。
20190916サウジ攻撃 201909サウジ攻撃

【ドバイ=岐部秀光】サウジアラビア内務省は14日、国営石油会社サウジアラムコの石油施設2カ所が無人機の攻撃を受けて出火したと明らかにした。国営サウジ通信が伝えた。イエメンの親イラン武装組織フーシが犯行声明を出した。(中略)攻撃を受けたのはサウジ東部のアブカイク、クライスにある施設2カ所。サウジ内務省はすでに鎮火したとしている。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は消息筋の話として、無人機の攻撃を受けてサウジアラムコが生産施設のほぼ半分を閉鎖したと伝えた。日量約500万バレルの原油生産減につながるとしている。世界全体の生産量の約5%に相当する規模だが、在庫を活用するなどして海外の顧客への供給は続ける。


当然ながら日米の株価は暴落するものと見ていたが、16日のアメリカも17日の日本も何事もなかったような小幅の下げ。唯一、油価が「暴騰」としたが上昇率は大きくとも価格は10ドル/バーレル程度だった。一昔前だったらサウジアラビアの原油生産量が半減するとなれば、世界中がパニックに陥っただろう。

直近までのWTI原油先物の値動き。一日で上昇幅の半分下落した。多少はイエメン武装組織に敬意を表したぐらい。
201909NYWTI日足

こちらは同じくWTI原油先物のここ十数年間の値動き。2008年に140ドルを付けたものの40ドル割れまで暴落。会社を辞めたのが2013年秋で、2016年には30ドル台まで下落した。石油の時代は2016年で終わっていたのかもしれない。いい時にこの世界から身を引いたのかもしれない。
201909NYWTI週足

昨日の夕刊に掲載されていた14日の攻撃で大きな被害を受けた同国東部クライスの原油からガスを取り除く処理施設(スタビリゼーションタワー)。サウジアラビア政府は北部から巡航ミサイルによる攻撃があったと声明を出しているそうだが、この画像から見るかぎりただの火災。とても巡航ミサイル云々には見えないし、ましてやサウジの石油生産量が半減するような被害ではない。ニュースの文言に対して、市場の驚くほど冷静な反応と被害の画像を思うと、とても不可解。裏で何かあるのかも、とつい思ってしまうのでメモしておく。
201909サウジ攻撃
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