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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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放射能とガン2

福島では、甲状腺がんと診断される子供が増えています。東京電力福島第1原子力発電所の事故当時18歳以下だったすべての県民に甲状腺検査を実施しており、これまでに200人を超える小児甲状腺がんが発見されています。

日経新聞の夕刊に東京大学病院准教授中川恵一氏が毎週「がん社会を診る」という、記名付のコラムを書いている。一週間ほど前の記事はこんな書き出しで始まった。

福島の原発事故による直接間接の被爆で死者どころかガン患者も発生していないという理解だったので、???。

福島の事故と放射線の実態に関する記事は、2013年から20ほど書いてきた。2018年に書いた過去の記事をまとめてある→こちら

特に放射線とガンのの関係については2014年1月というからほとんど6年前に、「放射線の人体への影響」という記事を書いた→こちら

さらに、2013年には「放射能とガン」という今日の話題そのもののタイトルで記事を記している→こちら

福島事故による放射能汚染は、マスコミの作り上げた虚像であって、実態は問題ないというのが6年前からの姿勢だったので、この記事に反応せざるを得ない。しかし、読み進めるとこうあった。

この検査は、チェルノブイリ原発の事故後に、約7千人の子供に甲状腺がんが見つかったことから始まりました。チェルノブイリでは、小児甲状腺がん以外には、小児、成人を問わず、いかなるがんの増加も確認されていません。福島でもチェルノブイリと同じことが起きているという報道も見られますが、これは誤解です。県民健康調査検討委員会の評価部会も6月、「小児甲状腺がんの多発と放射線被曝(ひばく)との関連は認められない」とする中間報告を公表しています。国際原子力機関や国連科学委員会なども同じ報告をしています。

「福島でもチェルノブイリと同じことが起きているという報道」が捏造であると断言し、かつチ「ェルノブイリでは、小児甲状腺がん以外には、小児、成人を問わず、いかなるがんの増加も確認されていません」と明言している。上記の2014年の記事に、「被爆に起因する癌の発生と癌による死は以下の理由によりありえないように思われる。」と書いた通りだった。

続いてこうある。
チェルノブイリの場合、(中略)就学前の子供の5%近くが甲状腺だけに限定して50000ミリシーベルト以上被曝した一方、被曝量が50ミリシーベルト以下はわずか0.2%にすぎません。福島の子供では99%が30ミリシーベルト以下ですから、チェルノブイリと福島では、甲状腺の被曝量が桁違いに違います。

これもいままで書いてきた通り。そして結論がこちらだった。
福島では、もともと子供たちが持っていた「無害な」甲状腺がんを、精密な検査によって発見しているにすぎません。いわゆる「過剰診断」です。がんが増加しているのではなく、「発見」が増えているのです。

多分これまでの6年間、マスコミや政府の対応と全く反対のことを記してきたので狂人もしくは変人扱いされてきたと思われるが、初めて専門家が不都合な真実を明言してくれた。中川教授に深謝。この6年間、不要な避難を強いられ亡くなった1000人以上の遺族はマスコミや政府を未必の故意による殺人罪で告訴すべきだろう。
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