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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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ウワミズザクラ

週刊誌を買ったことはまずなく、人生で数回あるぐらい、今日、人生で数回+1回目の週刊誌を購入した。以前は駅にはキオスクなる売店があって、日刊ゲンダイやフジ、競馬新聞と並んで週刊誌が販売されていたが、今や駅の売店がほぼ絶滅しているので買おうにも買えない。コンビニにもありそうだが市ヶ谷のコンビニにはなかった。新宿駅西口の小田急の一階にあるセブンイレブンでようやく隅に平積みされた週刊誌を見つけてやっとゲットすることができた。

購入の動機は昨日新聞に掲載されていた週刊新潮の小さな見出しだった。大嘗祭関連記事で、曰く「ウワミズザクラを探せ!」。
20191115週刊新潮

ウワミズザクラ、今年の5月のブログで触れ、画像も掲載したので、大嘗祭とどのような関係があるのか気になった。その記事は
→こちら

ウワミズザクラとはこんな樹で、山荘の窓から良く見える。サクラとはいうものの、桜のイメージとは全く異なる花をつける。
20190523-5.jpg

20190523-6.jpg

さて、大嘗祭において供される神饌の内、稲については特に重要視される。稲を収穫する田を「斎田」といい、大嘗祭はこれを選定するところから始まる。 斎田は、亀卜を用いて決定される(斎田点定の儀)。神殿にて掌典職が拝礼したあとに前庭に設営された斎舎にて斎行され、これにより都道府県が決定される。亀卜の亀甲にはアオウミガメが使われる。亀卜はこの亀甲を熱して、入ったヒビの具合で吉凶を見る占いだが、この亀甲を熱する火は、ウワミズザクラを燃やしたものと決められているそうだ。

新潮の記事は元宮内庁掌典補として儀礼を支えた方の、平成の大嘗祭の話。氏はウワミズザクラがどこに生えているか見当もつかなかったそうだ。それで「ウワミズザクラを探せ!」。桜なら吉野ということで探したようだが、最終的に奈良県庁の林野関係の人が山中を彷徨い探してくれていたものを得て事なきを得たそうだ。

そんな恐れ多い樹とは知らなかったが、確かに何とも言えない風情というか気品は感じられるような気もする。一言言ってくれれば教えてあげたのに、と思った次第。



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