FC2ブログ

風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

Entries

地球と宇宙の寒冷化

昨日80万年前までの地球の気温について書いたので、今日はその前の6億年前までの気候のようなものについて記しておく。80万年と6億年と書くと多少長い時間という気はするが、その差は莫大で、数字で書くと、800,000年前と600,000,000年前、0の数が3つ違う。6億年前というのはようやく生物が現れた時代、カンブリア紀のはじまる前。恐竜のイメージである中生代は2億5千万年前から6500万年前まで、ホモサピエンスの誕生は20万年前の出来事にすぎない。

下図はその間のCO2濃度と地球の平均気温の推定値の推移を表したもの。エディアカラ動物群やバージェス頁岩の生物、三葉虫が出現した前カンブリア紀からカンブリア紀のCO2濃度は数千ppmもあり、平均気温が25度と超のつく温暖期であったと推定されている。ちなみに現在のCO2濃度は400ppmプラスである。

その後、CO2 濃度は古生代末期にかけて減少、中生代のジュラ紀にに2000ppmまで再上昇し白亜紀以降漸減していった。気温に関しては二度顕著な寒冷期が見られているが、地球の過去は概ね温暖期であった。マクロに見れば現在の地球は寒冷化している。それが昨日記した氷河期。さらに細かく見ると現在はその間氷期で、顕微鏡的にみるとCO2 の増加と(マイナーな)温暖化が見られるというのが現状である。

いずれにせよ、過去の地球は極めて高濃度のCO2に覆われた温暖な星であった。それが寒冷化しているというのが現状。
CO2地球史

ついでに宇宙の寒冷化について記しておこう、宇宙論では「寒冷化」という言葉は使わないが。下図は宇宙開闢から現在までの宇宙史を描いたものである。その期間は138億年。太陽や地球の誕生は右から三分の一ほどさかのぼった46億年前。下図のDark agesの終わりが物質が生まれた時で、その時の温度は約3000K(摂氏で2727度)であった。では現在何度か?
060915_CMB_Timeline150.jpg

宇宙が広がるにつれ温度は単調に下がり続け答は2.7K (摂氏マイナス270度)。3000度も下がれば寒冷化どころではない。なんでそんなことがわかるかというと、1940年代にガモフさんという賢い人がいてそれを予言、1964年にアメリカのペンジアスさんとウィルソンさんが偶然その証拠を発見した。マイクロ波背景輻射という。

その後、1989年から1996年にかけて行われたCOBE衛星により、その背景輻射の詳細が明らかになった。その結果がこちらの絵。
背景放射COBE

それだけでなく、さらに詳細を調べるため2001年6月、NASAは2機目のCMB観測ミッションであるWMAPを打ち上げた。これがその絵。
背景放射WMAP (2)

それでも飽き足らず、3機目の宇宙ミッションであるプランク衛星は2009年5月に打ち上げられた。プランク衛星による初期観測結果は、2013年に公開され、この結果、宇宙年齢は138億年、宇宙の物質・エネルギーの組成はダークエネルギー68.3%、ダークマター26.8%、バリオン4.9%であることも求められた。
背景放射Plank2013 (2)

マイクロ波背景輻射の話は、宇宙ファンにとってはとても有名な話で、宇宙に興味ある人は是非ご一読のほど。この本は1993年にCOBEの成果を受けて書かれたものだが、人生において読んで損のない本の一つです。話が横道にそれてすみません。
宇宙のしわ
関連記事
スポンサーサイト



*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

時の旅人

Author:時の旅人
辰年の獅子座のO型

最新記事

カレンダー

01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

右サイドメニュー

検索フォーム

最新トラックバック