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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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宝川温泉の桜

土曜日のNIKKEIプラス1何でもランキング。毎週趣向を凝らして知らないところや知っている所が紹介されるので、割と楽しみにして見てゐる。昨日の特集は「桜の絶景 日帰り温泉で」だった。「泊まらなくても絶景を楽しめる施設を専門家が選んだ」という出だし。思わず目が点になったのが、1位のランクされた宝川温泉。山荘から3キロ程、車で10分で行ける。このブログでも何回か触れたことがあるはずである。当然喜ばしいことこの上ない。
宝川温泉

専門家って誰?と思ってみると、12名の名前と肩書が載っていた。旅行ジャーナリスト、日本桜学会、フォトグラファー、温泉ニュース編集長、温泉カメラマン、日本花の会など、納得のいくものから怪しげなものまで多彩な肩書があるが、一応専門家っぽいから、このランキングはフェアな結果のようだ。

この記事が我家で受けたもう一つの理由が、1位につけられた解説。「・・・渓流沿いの露天風呂から周囲の山々に咲くヤマザクラが眺められる。・・・例年、3月下旬から4月上旬が見ごろだ。」とあった。例年4月上旬は雪の中、藤原アメダスの4月1日の平年値は90センチもあって桜の風情など微塵もない。桜は水上でも4月下旬、藤原では5月上旬のGWからが真っ盛りとなる。これはこのブログで6年間も毎年写真付きで紹介しているから紛れようもない真実。しかもここの山桜はさらに遅い。

なぜ、こんな記述が全国紙に堂々と載ったのか? 選出したのは一応の専門家の方々なので、寄稿原稿に間違いがあるとも思えない。結論は、編集部の若い担当者が勝手に東京と同じだと思い込んで校正したか、もしくは調べもせずに作文したか、多分後者だろうということになった。それを、編集長がボーツと校正して見逃したという構図、編集長も多分若くて、旅行にもそれほど行っていないのだろう。

編集に携わっていると、けっこう自分の知識や経験に基づいて判断して冷や汗をかくことが多い。まるで日経新聞の編集部を見ているような既視感あり。他山の石。

こちらは今日の夕方の宝川温泉へ行く道の橋。藤原トンネルを出ると雪国だった。
20200223-1.jpg

今日の巣箱 20200223-2.jpg
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