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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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終りの始まり???

新聞もテレビもメインのニュースは新コロナウイルスによる肺炎、政府や各種メディアにとっては感染拡大防止が緊急の重大事という事なのだろう。では、我が現在の最大関心事は?ということで書き記しておく。これまで6年以上ブログを書き続け、駄文も多いが政治経済科学気象など他分野でご託宣を記すことが結構ある。同調する記事を書く気はないのでテレビ新聞など世の中に喧嘩を売るような異論を記す事になるわけだが、多くの場合その時は、何言ってんだ、こいつ、という目で見られていることと思うが、数か月もしくは1年も経つと、実はその通りということの頻度は極めて多い。

金(ゴールド)が暴騰している。新聞でも報道されているからご承知の人も多いだろう。関係ないやと思う人は多分もっと多いだろう。下図は金のETFの価格推移、昨年まで小動きを続けていたが、今年になって動意づきここ数日はバブルのように急騰している。昨年の3月にわずかではあるが金を買っていたので、ここだけ見ればまさに御同慶のかぎり。だがそんな話をしたいわけではない。
202002純金信託日足

次に円ドルレート、ここ数日円が急落といっていいほど、為替レートにしてはドルに対して大きく値を下げた。金も円もコロナウイルスのせい、というような経済専門家の御意見もあるようだが、話一割で聴いていた方がいい。金も為替も投機の要素を含んでいるので様々な要因で動く。例えば有事の金買いというのが最もわかりやすい例。コロナウイルスが有事だから金が買われている、訳ではないのでは、というのが本論。わかりやすく言えば、コロナウイルスがなくても金は上がるし、円は安くなるかも、という話である。
202002ドル円日足

ドルと金は世界経済の根幹をなしている。金利という要素はあるものの、マクロに見れば両者は補完関係にあり、ドルが減価すればそのヘッジとして金が買われる。世界経済における通貨の価値において現状はドルの一人勝ち。そうであれば金の価格は下がらねばならないのに、上述のとおり金は暴騰している。何故???

上の金と円相場の動きは半年分の日々の値動きなので、もう少し全体を俯瞰するためそれぞれの10年の動きを見る。上が円ドルで下が保有中の金ETFの値動き。何か見えてくるかと思ったのだが、何だかわからない。この図では明確な相関が見られないので、逆にどんな解釈でも付けることが可能だろう。
202002ドル円10年
202002純金信託10年

何も見えてこない理由にすぐ気がついた。金は株と異なりグローバルな共通価値の認識によって価格(ドル建て)が決定される。個々の国での売買価格には為替レートが大きく影響する。だから、ドルの価値と金価格の推移を見るには金もドル建てで見ねばいけない。それがこちら、出典が違うのでグラフのデザインも異なるが、10年の時間幅はできるだけ同じように表示してある。

上が円ドルで下が金。円が70円台/ドルを付けた2011/12年金価格は史上最高値を付けたことがわか。ドルの信認にほころびが生じたように見えたため、世界中が金の購入に走った訳だ。その後円は120円まで暴落、すなわちドルの信認の回復とともに金は2016年に掛けて暴落する。国内目線ではこのことはわからない。半年前まで上下がウユニ塩湖の雲のように対象になっているのが見て取れるだろう。
202002ドル円10年
202002金ドル建て10年ワイド

その普遍の構造が今、劇的に変化しつつある(のかどうか)。ドルが強くなっているのに金価格が上昇している。そして先週からの円安、すなわちドル高。もしこのまま円安に移行するのであれば、世界の金融というか経済のパラダイムに巨大地震並の変化が起きる。日本に関して言えば、円安=輸入物価高=インフレ率目標達成=社会全体のインフレ化=金利の上昇=財政リスクの顕在化=円安というインフレスパイラル。まさに終わりの始まり。このパラグラフの記述は「もし・・・あれば」とあるように可能性だけの話、ただの杞憂である可能性の方がずっと大きいだろう。

今日の朝刊に論旨も主旨も上記とは異なるのだが、こんな文章があった。「・・・新興国の通貨安がさらに進めば、自国通貨でみた債務の返済負担は膨張しかねない。重い債務を抱えた企業や政府に対して市場がひとたび警戒感を強めれば、資金が円滑に循環しなくなるリスクも懸念される。」 「新興国」を日本に書き換え、「企業」を削除するとそのまま使えそう。

前置きがものすごく長くなったが、よって、今週の円ドルと金価格の行方がとても気になる。今週というのは明日からなので、山荘で休養中ではあるが書いておく次第。
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