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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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インフルエンザ2005

昨日、ここ20年間の国内のインフルエンザによる最大の流行が2005年で、死者は1818人であると書いた。2005年のことなど覚えていないが、手帳を見るかぎり何事もないかのように普通の会社員生活を送っている。世間も、全国的臨時休校もイベントの中止もましてや会社に行かずにテレワークなどなかったはずだ。

そこで2005年のインフルエンザの流行がどのようなものか調査に当たった。

まず、国立感染症研究所の資料から。同研究所の情報センターはインフルエンザ流行レベルマップなるものを公開している。県別に警報、注意報に対しそれぞれ3つのレベルに分けて色分けして、全国のインフルエンザ流行レベルを図示している。下図はその2005年のピーク時である2月下旬から3月初めの流行レベルマップ。詳しく見ていないが、1診療所あたりの患者数で区分していると見られる。多分警報レベルは週当たり20-30人以上だろう(後述)。いずれにしろ、全国的に最上位の警報レベルにあること真っ赤になった日本地図からわかる。すなわち日本全土がインフルエンザに汚染されていたようだ。

比較のために今年2月中旬のインフルエンザ流行レベルマップを右下に示した。
インフルエンザ流行レベル2005 インフルエンザ流行レベル202002

その結果、1818人が亡くなった訳だが、感染者数に関しては、その国立感染症研究所の方々が論文に書いておられた。約4700ヵ所の定点医療機関の実績値データから推定すると、1770万人の感染者だそうだ。昨日の記事で、厚生省のHPにある感染者数1000万人は発症者とイコールではないかも、と書いたが、それは間違い、例年日本では1000万人がインフルエンザに罹患しているらしい。
インフルエンザ2005論文

もう少し詳しく東京都の例で2005年の流行を見てみる。東京都はこんな情報を毎週公開している。下図はそのピーク時の表紙の一部。トピックスの枠の中の数字はあくまでサンプルポイントの合計数、もしくは平均値なので、実数に意味はない。前述の論文の推定総数がサンプル数の約10倍なので、この週東京都の患者数は8万人ぐらいだったのだろう。

インフルエンザ2005東京パンフ14

2月中旬に診療機関平均の患者数が40数名のピークを記録した後、患者数は漸減し四月初めにはほぼ終息した。その経緯を4月の報告から抜粋したのが下図。
インフルエンザ2005東京患者推移

こちらはピーク時の東京都の区や市別の平均患者数。全部で5つに区分されており、最大が40人以上。すなわち40人以上という数字は稀であることがわかり、国立環境研究所の警戒レベルとは20-30人/診療機関以上だろうと推定した。現在のコロナウイルスによる全国の合計患者数は、ピーク時のひとつの区や市の診療所のインフルエンザ患者数にはるかに満たない。コロナウイルスが流行しているから云々といわれると、流行の意味を辞書で調べてみた方がよろしいのでは、とついアドバイスをしたくなる。

このインフルエンザ大流行時の東京都の広報誌に、書かれていたのが右の対策。こういう過去の姿を知ると、現在の政府や北海道などの打ち出す対策をどうしても遠い眼で見てしまう。事実よりパフォーマンスが大事ということなのだろうか。福島原発の事故の際、帰還困難区域を設定されて居住を拒まれた人々が、不要にストレス等で千人規模の人が死んだ。その愚がまた繰り返されているような気がするのは、何か見落としていることがあるのか、ないのか。
インフルエンザ2005東京ピーク時患者数 インフルエンザ2005東京パンフ14(2)
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