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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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インフルエンザの収束過程

これはインフルエンザの患者数の推移。毎年12月ぐらいから流行が始まり2月にかけて急激に患者が増え、3月にかけて激減する。図は2018年から現在までの2年半ほどの実績である。急増過程はネズミ算式に感染が広まるので不思議はないが、なぜ急激にインフルエンザが収束するのか昔から不思議に思っていた。
流行パターン2

このデータを、共通の流行シーズンの時間軸で重ね合わせたものが下図の流行パターン。多少のずれはあるものの、見事に毎年同じ急増急減パターンであることがわかる。春になって暖かくなるから当然だろう、とは思わなかった。確かに大寒の付近にピークが来るが、その前後の気温の差は、患者数の差にこれだけ大きな差を生じさせるほど大きくはない。

今年、コロナウイルス騒動の前にその回答らしきものに気がついた。
流行パターン

インフルエンザは感染力が強いので爆発的に感染者が増える。ただしが発症するわけではなく、なんらかの原因で免疫力が低下している人のみが順次発症する。それが患者の増加仮定。しかし、全員が感染もしくはウイルスの被曝を受けると、発症する人はすでに全て発症しているため患者数はそれ以上増えない。かつ発症者も4日もすれば回復するので今度は劇的に患者数が減っていく、というもの。簡単な数学モデルをつくれば、より明確に証明できそう。ポイントは、実は国民全員がインフルエンザウイルスの被曝を受けている所にある。

この仮説だと、流行パターンを齟齬なく説明できる。では、実際国民全員がインフルエンザウイルスの被曝を受けているのか?

今回、インフルエンザについて調べてみて、その仮定が正しそうなことがわかった。まず毎年インフルエンザの感染者が1000万人もいること。それだけ多くの感染者がいれば、感染者に触れずに生きていくためには独房で暮らすしかない。

2018-19年の流行シーズンのインフルエンザ流行レベルマップを見ると、警戒エリアは当初北海道だけだったが、週を追うごとに注意報エリア、警戒エリアが拡大してゆき、1月下旬には日本全土が警報レベルになったことがわかる。即ち日本全土がウイルス被爆地。警戒レベルとは、正確な定義はややこしいが、1診療機関の1週間の患者数が30人以上という理解でよい。この状況はなら、国民全員がウイルスに晒されていると考えた方が自然だろう。すなわち、当初の仮説は真実らしい。きちんと詰めれば、医学博士論文が書けそうな気がする。

下図が12月からの一週間ごと、16週間分の流行レベルマップである。

流行レベル推移2019(1)

流行レベル推移2019(2)

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