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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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コロナウイルスの性格

NHK HPより 20200301コロナWHO

夜のNHKニュースでこんな報道があった。これまでの諸々の報道で概要はわかって来ていたが、まとまったしかもWHOの報道であれば信頼に足るものだろう。サンプル数も5万5924人の感染者と巨大。主なポイントをあげる。

・感染者のおよそ80%は症状が比較的軽く、肺炎の症状がみられない場合もあった。
・呼吸困難などを伴う重症患者は全体の13.8%、呼吸器の不全や敗血症、多臓器不全など命に関わる重篤な症状の患者は6.1%。
・重症や死亡のリスクが高いのは60歳を超えた人や高血圧や糖尿病、それに、循環器や、慢性の呼吸器の病気、がんなどの持病のある人だということです。

この辺はこれまでの認識通り。

・5万5924人の感染者のうち死亡したのは2114人で、全体の致死率は3.8%。
・致死率は高齢になるほど高く、80歳を超えた感染者の致死率は21.9%と5人に1人
・感染拡大が最も深刻な湖北省武漢は、致死率が5.8%なのに対し、その他の地域では、0.7%と大きな差。
・ことし1月1日から10日までに発病した患者の致死率は17.3%となっているのに対し、2月1日以降に発病した患者の致死率は0.7%と低く、感染拡大に伴って医療水準が向上した結果だと分析。


統計の母数が大きいのでありがたく認識を新たにさせていただく。興味深かったのが次の一節。
逆に子どもの感染例は少なく、症状も比較的軽いということで、19歳未満の感染者は全体の2.4%にとどまっていて、重症化する人はごくわずかだとしています。

昨日か一昨日引用した、2004/05に流行し1818人の死者が出たインフルエンザに関する国立感染症研究所の論文の中に、、その時の感染者の年齢別割合が示されていた。下図がそれで、論文中にも「14歳以下で全報告数の70.2%を占めていた。」と淡々と記述してあった。逆に60歳以上は4.3%に過ぎない。意外な結果に驚いたので妻と話すと、「60歳以上はワクチンを接種しているから」と当然のように淡々と説明してくれた。確かにワクチン接種の効果は絶大なのだろう、高齢になるほど免疫機能が衰えるはずだから。

そんな経緯のあとではあったのだが、全員ワクチン不接種状態において、19歳未満の感染者が全体の2.4%というのは異様、これがコロナウイルスの特徴なのだろう。すなわち免疫機能の活発な子供や若い人は感染しにくく、高齢者に感染しやすい。弱い者いじめの優しくないヤツ、というのがコロナウイルスの特徴のようだ。

にもかかわらず、インフルエンザ感染者の70%が14歳以下という状況でも臨時休校などしなかったのに、19歳未満が2.4%で全国的な臨時休校ってよくわからない、ボーっと生きているつもりはないのだけれど。

インフルエンザ論文年齢別
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