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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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荒浜

3月13日の朝刊のこんな記事の「荒浜」の2文字に目が留まった。

9年前の震災時にテレビを観ていると、「荒浜で多数の遺体が打ち上げられているという情報があります」とアナウンサーが画像もなく読み上げた。多数の被災地の模様が報道される中、多分、荒浜は聞いたことがなかったのと遺体が打ち上げられていたという最初の情報だったせいだと思う、荒浜ってどこ?と思い調べた。その後、荒浜小学校が震災遺構として公開されたとのニュースも知っていたが、良く知られた被災地に較べればマイナーな荒浜に関する記事をみて、妙に生々しく当時の記憶が蘇った。
荒浜20200311

パソコンにはその時魚拓したグーグルマップの荒浜の画像が1枚残っていた。それがこれ、津波前の町の姿、砂浜と運河様の堀の間に家がびっしり詰まっていた。マップには店の名前等も書かれていた(画面をクリックすると画像ページが開かれ拡大できます)。画面中央左上から右下に走る幹線道路は国道137号線。
荒浜

国土交通省は2012年3月11日付けで「東日本大震災の記録」という172ページの報告書を作成、公開している。その中に津波の高さの実態が示されている。40メートルの津波になったという報道も観たことがあるが、30メートルを観測した地点が少なくないことがわかる。荒浜付近の津波は10メートルぐらいだが、こんな平らな町に高さ10メートル超の津波が襲った。岩手県や宮城県北部に較べれば津波の高さは低いが被害は甚大。
津波実態

今回、荒浜のウェブ記事を見ていたら、同様に荒浜の津波前と津波後のグーグルマップを示しているHPに出合った。無断転載は気が引けるのでURLを載せておく(→こちら)。

こちらは津波前。先に載せた画像より広域をカバーしているが、国道137号線があるので同じエリアであることがわかるだろう。左上には荒浜小学校もカバーされている。
old-map-up.jpg

津波後、4月に撮影された同エリア。言葉もないとはこういうことをいうのだろう。
map-up.jpg
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