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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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新型コロナウイルスの行方(5)

4月2日に「新型コロナウイルスの行方(4)」でこんなことを書いた。

アメリカは人口も多く国土も広いので早急な収束はないかもしれないが、西欧は早ければ来週もしくは再来週には収束の兆しが現れそう。一方アメリカは数百万人の感染拡大まで収束は難しそう、ということは5月はじめまでNYダウは下落?。
さて、日本、欧米と異なり、日々発表される感染者数は緩やかとはいえ増加傾向にある。緩い感染拡大策からの洩れが長期間の感染拡大につながる嫌な予感、というかそうなる必然性も見える。


記事からちょうど10日が経過、NYダウは大外れの大幅反発だったが、本題の西欧、アメリカ、日本の感染発生状況の見通しはどうなったのか?

コロナウイルスに関する世界各国の発生状況に関しては、ジョンズ・ホプキンズ大学のデータが今や世界標準になり、日々アップされている。厚生労働省などは相変わらずお粗末な資料開示の状況だが、東京都やNHkは国民にそれなりの全貌が見える資料を開示している。さらに、コロナウイルスそのものや感染の実態に関しても様々な情報が開示されてきた。これまで先の見えない闇の世界に放置されているような不安感があったが、かなり明確な見通しを持てるようになったといっていい。真夜中に放り出されればいつ朝がくるか不安だが、東の空が白み始めれば夜が明けまでもうすぐと心も和む。

とりあえず、西欧のコロナ先進国とアメリカ、そして日本の感染者数の推移の日次データ。横軸は日付はないが日日数、縦軸はその日の新規感染者数の対数表示、データは外国についてはジョンズ・ホプキンズ大学、日本についても掲載されているが、抜けて0と記載されている日があったり、NHKの集計と個々の日付けの値がほぼ全て異なるのでNHKのデータを用いた。ジョンズ・ホプキンズ大学のデータ、厳密にはかなり誤差がありそう。これしかないので仕方がないが、大勢を見るにはそれほど気にしなくていいかもしれない。

図には、各国の外出禁止令などの表明された日にちを黄色の星で示してある。ここから見て取れることを箇条書きにする。
20200412感染者推移

1)オレンジ系が西欧のコロナ先進国、イタリア、スペイン、フランス、イギリス。この2週間、感染者の日々の発生数がピークを付け減少傾向にあることが解る。まさに収束の気配、前回書いた通りの結果だった。その規模は4000-5000人/日。

2)アメリカでは増加傾向が緩やかになっているが、まだ収束の気配は見えず増加を続けている。対数表示なので同じ勾配でも発生数は3万数千人/日とパワフル。累積感染者数は50万人を超えており、ピーク時にはやはり100万人レベルを超えそう。これもほぼ前回の見立て通りだった。

3)日本の状況は日々ニュースで報じられているとおり、西欧とは逆に日々の感染者数が指数関数的に増加している。長期間の感染拡大につながる嫌な予感が顕在化した状況といえる。

4)外出禁止令、アメリカはNYのロックダウン、の発令された時期は、西欧では傾斜が緩やかになり始めた感染増加率が鈍化し始めた時になっている。絶対数では1000人/日を超えそうもしくは超えたころ。ニューヨークも同様。日本は感染増加率が少なくかつ感染者数も少なかったため諸外国に較べ大幅に遅いが、感染増加率の上昇の初めに発令、感染者数でも最小なので、外出自粛要請の時期として遅れを非難するのは筋違いだろう。

次に外出禁止令の効果を諸外国の実績から見てみる。様々なレベルではあるが外出禁止令の表明時期を起点に、その後の感染者の発生推移を表したのが下図。中国もデータに加えた。
20200412外出禁止令効果

上述のように発令が感染増加率が鈍化し始めた時になってはいるものの、西欧ではおよそ2.5週間でピークを観測している。中国も同じパターン。感染防止のメカニズムからみて、これは外出禁止令の効果と考えて良いだろう。ただし諸外国はほとんど罰則を伴う厳密に近いもの。

日本の感染防止策は知ってのとおり厳密な外出禁止令を施行できないため、方策はクラスターの囲い込み。これが完璧であれば効果は大きいが、漏れが不可避なのが欠点である。という現実の元、欧州と同様の経過をたどるとすればあと二週間ほどで感染者増加はピークになる。4月下旬、その時の日々の感染者数は4-5000人ぐらい。今日は感染者が700人を始めて越えたニュースで報じていたが、ただの通過点、あと二週間は増加のニュースが続く。緩い外出要請の効果が西欧と同様の効果がなかった場合は期間も人数も増加する。嫌な予感はまだまだ続きそう。

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