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2020.05/20 [Wed]
「要」と「急」に満ちた人生
真夏座のIさんから封書が来ていた。毎年6月が定期公演なので、もうすぐ6月かと思い封を切ると二枚にわたる長い自筆の手紙で、真夏座解散のお知らせだった。手紙本文はコピーで知り合い等不特定多数への挨拶とお知らせとお礼。
今年の初めに解散を決め、六月の最終公演を目指して稽古中であったのだが、コロナ禍で公演の目途がつかないとり、早期の解散になったという。今回は主役だったので張り切っていたそうで、無念のほどはさぞかしだったことだろう。
妻も楽しみにしていた三浦大知や土岐麻子のライブもすべて中止となり、エンタメ業界の悲惨な状況は身近に感じていたが、さらに身近なところでの報せだった。
エンタメという業種、不要不急と言われればその通り。しかし「要」か否か、「急」か否かだけで価値を判断するのは、あまりに貧相な価値感、人は実はほとんど不要不急なことのために生きていることに気付いた。「要」と「急」だけに満ちた生活、それが好きな人もいるだろうし、自分だけで完結してくれるなら迷惑にならないからかまわない。しかし、その価値観を押し付けられるのは迷惑極まりない。好き好きとはいえ、そんな殺風景な人生のまま死を迎えることを思うとぞっとする。
今年の初めに解散を決め、六月の最終公演を目指して稽古中であったのだが、コロナ禍で公演の目途がつかないとり、早期の解散になったという。今回は主役だったので張り切っていたそうで、無念のほどはさぞかしだったことだろう。
妻も楽しみにしていた三浦大知や土岐麻子のライブもすべて中止となり、エンタメ業界の悲惨な状況は身近に感じていたが、さらに身近なところでの報せだった。
エンタメという業種、不要不急と言われればその通り。しかし「要」か否か、「急」か否かだけで価値を判断するのは、あまりに貧相な価値感、人は実はほとんど不要不急なことのために生きていることに気付いた。「要」と「急」だけに満ちた生活、それが好きな人もいるだろうし、自分だけで完結してくれるなら迷惑にならないからかまわない。しかし、その価値観を押し付けられるのは迷惑極まりない。好き好きとはいえ、そんな殺風景な人生のまま死を迎えることを思うとぞっとする。
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