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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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ファクターXの発見と証明(5)

ファクターXの正体は結核に対する人類の抗体の量らしい、というのが前回までの結論。東京の感染者がxx人などというアリの目でものを見るのでなく、鳥の目で世界を俯瞰する。

下図は前回紹介した公益財団法人結核予防会のパンフレットに掲載されていた2018年の世界各国の感染状況。東南アジアとアフリカに感染者が多く、一方ヨーロッパや南北アメリカでは感染者が少ないことが一目瞭然でわかる労作である。
20200626結核感染2018

この印象を裏付ける資料がWHOのGlobal TB Report 2019、200ページを超えるレポートで、各国の感染データも一覧表で示されているが、地域別のまとめもあった。それがこれ。詳細はわからないが結核感染者とエイズ患者の合計がまず表示されていて、次のカラムでエイズウイルス陽性者が表示されるいう構成になっている。
20200626TBincidents.png

この表では何だかわからないので、結核患者だけを地域別に図示した。大雑把な括りにもかかわらず、地域別のの結核感染状況がクリアに示されている。前回いくつかのサンプル国で示したように、ヨーロッパやアメリカでは10万人あたり23-4名に対し、アジアは200名超と約10倍、アフリカでも6-7倍の感染者がいるのがファクトフルネス。

患者が多いということは、結核菌に対する被曝をうける国民も被爆量も多いということ。発症しなければ、BCGを受けなくてももっと直接的なワクチンの接種を受けているのと同じだった。小学生時代のツベルクリン反応こそその証左と気付いた。
20200626結核世界比較

さて今の世界的COVID-19の感染状況、ヨーロッパや東南アジアでは蔓延も収まってきたが、アメリカで再度増加傾向にあるほか、南米や中近東、アフリカで増加しているため、日々世界新を更新しているような状態にある。その状況を図示したのがこちらで、JH大のHPの画像。アフリカは増加しているといってもまだ感染初期で、感染者数、すなわち赤丸は小さい。

アフリカは、コロナ先進国に較べ、アフリカ諸国は三密の典型のような生活環境にあり、衛生環境は好ましい状態にあるべくもなく、国民の管理統制は不十分で自粛要請が有効なはずもなく、多分マスクも十分にないかあってもしなそう。よって今後、アフリカでも感染者は爆発的に増えると考えるのが普通だろうし、西浦某北海道教授なら今後数百万人が死亡すると発表しそう。

今回のファクターXの正体が結核であれば、しかしそうはならない。アフリカの感染者や死亡者数はヨーロッパやアメリカのような感染爆発が起きる事はなく、東南アジア程度で収束するはずである。

これは科学による予言、逆にアフリカの感染状況が上述の通りであれば、結核がファクターXであることの重要な証拠の一つになる。
20200626world status

アフリカ諸国の多くは感染拡大中であり、感染者数などを並べても意味はない。そこで、感染数の推移を見てみる。日本のCOVID-19 に関して記してきた方法と同じ。幸いなことに、札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門の方が、「人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移【国別】」という世界に誇るべきページをWeb上に開いておられる。→こちら

アフリカ諸国の感染者数推移がこちら。あまりに国数が多いので、適宜トリミングをして多少見やすくしている。現状はコンゴと南アフリカで10万人あたり100人を超え、結核並みの感染者数になっているが他国ではまだ数人から数十人レベル。
20200626感染パターンアフリカa

遅くなったので続きは明日。
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