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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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43手詰の詰将棋

先日、お昼のテレビのワイドショーで将棋の王位戦7番勝負の第1局の二日目の様子を、屋敷九段をゲストに迎えてしばし解説していた。木村一基王位(47)は昨年史上最年長で初タイトルを奪取、挑戦者の藤井聡太七段(17)は史上最年少のタイトル挑戦とあって、世の関心が高かったためだろう。

前日藤井七段が1時間半の長考の後、猛攻を開始しているとかで、屋敷九段はコーナーの最後に「藤井七段の攻めが切れるとか手間取ることになれば、勝負の行方はわかりません」とコメントしていた。これを聴き、「・・・・になれば」という屋敷九段のコメントは、「そうはならないから藤井七段の勝ち」と言っているのと同じとわかった。

藤井七段の長考した局面がこちら。木村王位が42手目に9二角と打った。7三歩成と桂馬を取ると、2九の飛車を角で抜かれてしまう。勝負は95手で飛車を抜かれた藤井七段の勝ち。その後の流れに妙手があるわけではないので、1時間半で詰みまで読み切ったのではないかと思われる。43手詰みの詰将棋のようなもので、一局の半分まで指しただけでゲームセット。凄い。
20200702王位戦第一局

藤井七段の読みの力は天才的。

これは5年前の日経新聞の記事。3月末、詰め将棋解答の速さと正確さを競う年に1度の「詰将棋解答選手権」で"事件"が起こった。今年の名人戦挑戦者や七大タイトル経験者など数多くのプロ棋士を抑え、小学6年生、12歳の藤井聡太・奨励会二段が、ただ一人全問正解で優勝したのだ。12歳での優勝はもちろん最年少記録だ。

これがその時の結果。確かに数多のプロを差し置いての大差の優勝である。
20200702台12回詰碁選手権

しかもその後、五連覇を成し遂げている。問題の詰将棋は最大39手詰め。単純な局面であれば、43手程度なら読み切ってもおかしくない。

参考までにこれが39手詰めの詰将棋の問題。
第14回詰将棋選手権Q10a
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