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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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大東亜共栄圏の幻

今日のコロナ。日々の感染者数は依然として止めどなき増加傾向にある。全世界の合計では、毎日30万人近い感染者が発見されている。
20200726JH.png

そんな中、こんな記事が。 20200716訪日客

日本政府観光局(JNTO)が15日発表した6月の訪日客数は前年同月比99.9%減の2600人だった。5月の1700人から若干増加したが、引き続き極めて低い水準が続いている。海外では米国や新興国を中心に新型コロナウイルスの感染者が増加している。訪日客市場は厳しい状況が続く見通しだ。

国際線が飛んでいないのだから当然とはいえ、99.9%減という数字は華々しく、めったにお目にかかれるものではない。JNTOのHPへ行くとデータを公開していたので、ありがたく拝借した。

2019年1月からの月間訪日客数の推移がこちら。月間250万人から300万人だったのが5割増で2600人というのが上記の記事の主旨。まるで、惑星探査機の電波が途切れてしまったかのような雰囲気である。これだけの訪日客が蒸発してしまえば、航空各社や交通関係、ホテル旅館、飲食、観光業、そしてその裾野までを含めれば、それだけでも十分な国難。
20200726訪日客1

外人といってもそれは誰?というのがこちら。今年1月のデータだが、驚くことに、アメリカ人やヨーロッパの人たちは全体の1割に満たず、四分の三は中国、台湾、韓国、香港からだった。
20200726訪日客3

もう少し長い目で見た推移がこちら。大きな内訳も示した。会社を辞めた2013年から訪日客は激増して5倍近くに順調に伸びていた。そして昔から訪日外国人の大部分はこの4か国を含むアジア諸国からの訪日客だった。実は、戦後75年にして大東亜共栄圏が確立されていた。戦前の日本人の夢が叶ったようなデジャヴ。

COVID-19の蔓延により国際便の目途がたたず絶望的な日本経済と思っていたが、感染の穏やかなアジア諸国が訪日客の大半であれば、これらの国との国境が開かれれば、訪日客的には2018年レベルにも戻る。実際タイやベトナムに対しては国際便が飛び始めたはず。
20200726訪日客2

上客の4か国と日本の感染状況をみる。中国には香港が含まれる。図の台湾と韓国は国名が逆(後日訂正する)。

この5か国の中で、日々の感染者が一番多いのが、なんと日本だった。アジアの国々に鎖国を開いても、極東でトップの感染者を誇る日本には、アジアの人々は訪れない。大東亜共栄圏は一時の幻だったのか、今が単に悪夢の中なのか?
20200726極東
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