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風の行方とハードボイルドワンダーランド

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ファクターXは結核か?(2)

6月に書いた「ファクターXは結核か?」という記事を先日紹介した→こちら

世界で誰も触れていない見解だけに信憑性に疑念を抱かれるのは当然なので、その見解にもとずく予想をこっそりと入れておいた。記事は6月下旬までのデータに基づき書かれた。そして一か月が経過、その予想どおりになっていれば、世の中の多々の根拠に乏しい感想文より、はるかに検討の価値がある、もしくは真実が含まれている可能性は高い。

その予想が、「ヨーロッパではほぼすべての国で1人以上、ベルギーでは80人の死者を出しており、平均は10人を超えるだろうが、アフリカでは平均が2人を超えることはないであろう。 」

簡単に復讐すると、世界の結核蔓延国とCOVID-19、すなわち新型コロナウイルス感染症の死亡者の少ない国との間には、きわめて強い相関関係があるというもの。そのベースとなるデータがこれ、WHOの結核に関するレポートをベースに公益財団法人結核予防会がまとめた結核感染状況マップ。前回はアフリカをひとまとめで示したが、今回はアフリカ南部の結核が深刻な国だけをまとめた。
20200626結核感染2018

一か月後のデータを足した結果がこちら。各国の10万人当たりの死亡者の推移を示したもので、西ヨーロッパの国々と比較している。両方のグラフを貫いている細い線は、死者が10万人に1人のライン。南アフリカだけが異質な死亡者数推移を示しているが、西欧に比べ、衛生環境、経済状態、社会状況すべてにおいて絶望的に劣化しているアフリカにおいて、未だ死亡者は10万人に1人未満がほとんど、今後時間が経過するにつれ死者は増加するが、平均が2人になるのはもう少し時間がかかる増加率である。

一方西ヨーロッパ、感染はほぼ終息したとはいえ、平均ではおよそ10万人当たり30-40人、アフリカの数十倍異なる。この大きな差の要因は衛生環境の差ともいえるし、結核の蔓延による自然免疫の差ともいえるが、後者というのが前回の論旨。
20200727ppt1.png

次にアジア、これも結核の蔓延する東南アジアと極東に限定して比較した。前回がその前か忘れたが、日本がかつては結核先進国であったと書いた。東部アジアにおいてインドネシアとフィリピンが異なったパターンを示すが、日本を含めすべての国において死亡者が小さく、上記2か国を除くといずれも死者は10万人当たり1人以下である。マクロに見ればアフリカも似たようなパターンである。
20200727ppt2.png

最後に東部アジアとアメリカや西欧のコロナ先進国との違いの鑑賞。右の図の緑の情けない孤立した線が日本。東部アジアと比べ100倍ぐらい死者の数が多い(10万人あたり)。
20200727ppt3.png

先日、山中伸弥教授が、国内で10万人死ぬかも、と発言した記事が掲載されていた。西浦某なら仕方ないが、ノーベル賞受賞学者がと驚いた。西浦との対談の中での発言で、調子を合わせただけと思われる。それにしても、7月の段階で10万人とはお粗末すぎて底が見えてしまった。日本の人口は1億人を超えるので、10万人あたり100人死なねばならない。現状は1人未満。コロナ先進国でも100人を超えた国はいない。

また「無策」ならというが、日本でマスクやフェースガードやアクリル板や公園や海の封鎖や外出自粛など無効な政策はたくさん採られているが、有効な施策は三密を避けるお願いだけで、じつは3か月間、実質的に無策だった。アフリカと同じ、といったらアフリカに失礼か。

日本で感染者も死者もヨーロッパやアメリカのように増えないのは、日本人の自然免疫と、その効果でもある放置されている有症感染者が1万人に一人未満(これは推定です)程度であって、無効な施策の効果ではない。
日経新聞 7月11日 20200711山中10万人
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