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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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39手詰の詰将棋

日経の記事 20200820王位戦
どこの新聞でも大きく取り上げられているだろうから二冠獲得の話は書かないが将棋の中身について記す。

今回の王位戦の第一局について「43手詰の詰将棋」として記事をかいた。棋譜を見ると1時間半の長考で終局まで読み切っているように思われたから。→こちら

今回王位戦第4局に関しても全く同じ感想を持った。状況が少し異なり、今回は藤井棋聖が長考の後一日目の手を封じた。二日制の将棋や碁では、最後の指し手もしくは石の位置を紙に書き、封書に封じる。指してしまうと、その手の対応に相手は一晩中考えることができるので不公平が生じるので隠しておくと思えばよい。封じた側はその手以降の展開を一晩考えることができるが、一方相手も封じられた手の可能性は多くないので、封じないよりも多少公平さが増えるということだろう。

二日目の展開を見ると、素人目には藤井危うしのように見える局面があったが、あっさり80手で4連勝により王位を獲得した。封じ手は42手目、すなわち39手詰の詰将棋のようなものだから、一晩あれば藤井棋聖にとって終局まで読むことは容易なのだろう。詰将棋というのは結果が分かっている。実戦で終局まで読まれて指されては勝てるわけがない。

そんな将棋の鑑賞。戦形は相がかりで始まった。
まず一日目の封じ手の局面。手前が木村王位、反対側が藤井棋聖、41手目に木村王位が飛車取りに銀を上がった場面だ。飛車の逃げ場は2六だけ。他の選択肢は銀を取って飛車を金に取られるという飛車銀交換だけ。解説の同業棋士の封じ手予想は2六に逃げるが大半のようだった。
20200820王位戦4局1

翌朝開封された封じ手は8七同飛。飛車銀交換だった。凡人にはもったいなくてとても指せないが、終局まで見えているのだからなんともない。詰将棋と全く同じ。
20200820封じ手2

途中飛車角を持ち駒にされた状況で、こんな、同じく素人にとっては生きた心地のしない局面も現れる。後手番、すなわち逆向きの王様側が藤井棋聖。もちろん織り込み済みなので怖くはない。
20200820王位戦4局2

投了の局面。多分すべての棋士が背中にぞっとするものを覚えたことだろう。
20200820王位戦4局3
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