fc2ブログ

風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

Entries

狂気の世界の証明

世界の感染者の増加の実態と日本の現状を昨日俯瞰したが、人口の大きな国もあれば小さな国もあるので、これはこれで正しいのだが感染状況を正しく認識するためにはノーマライズする必要がある。先日書いた「新型コロナ:ファクターXは結核か?」でデータを引用させてもらった札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門の方のHPに、いくつかのサンプル国の100万人当たりの死亡者数を示した図が新設されていたのでそれを拝借したのが下図。

南北アメリカと西欧が10万人当たりでは、現在50-60人と世界平均の11人を大幅に上回り、圧倒的な感染大国であることが分かる。一方日本は1.1人と世界平均の十分の一。明らかに、欧米やアメリカとは同じ新型コロナウイルス感染症といっても深刻度は50倍も異なり、むしろ別の病気というべきだろう。
20200908死者数100万人当たり

もっともこの相対的傾向は今に始まった訳ではなく、5月から明らかだった。下図は4か月前に書いた記事に添付した図。
2020051010万人当たり感染者

さて、日本のCOVID-19による死亡率、10万人当たり1.1人というのは、国内の他の死因と較べてどのような位置づけにあるのか、というのが今日のテーマ。

厚生労働省が「人口動態統計月報年計」という膨大な資料を公開している。その表6に10万人当たりの死因別死亡者数が記されているので、それを加工したのが下図。死因が約20項目に大分類され、さらに中分類、項目に寄ってさらに小分類に分けて詳細に示されている。ガンが大項目では圧倒的で中項目の数も多いが、図が煩雑になるので省いた。

下図はこの統計に新型コロナウイルス感染症の1.1人を加えて並べ替えたもの。コロナによる死者は今後も増え続けるだろうが、某大学教授の予想するようなことは生じないので、全体の傾向を見るに全く問題はない。
20200910死因

図ではわかりにくいのでいくつか実態を記す。まず病気以外の死因。不慮の窒息という状況は想像そう記されている。いずれにせよ、コロナで死亡する人の何倍もの人が事故で死んでいるのが実態。年ごとに多少の変動はあるだろうが、コロナで死ぬことを心配すならその10倍自殺する心配をした方が良い。
自殺             16.1人
転倒・転落・墜落:     7.8人
不慮の窒息:         7.1人
不慮の溺死及び溺水:   6.5人
交通事故:          3.7人

次に感染症。今後コロナによる死亡者が増えたとしても、少なくとも2年前のインフルエンザによる死亡者の半分程度だろう。結核に寄る死亡者にも達することはなさそう。
インフルエンザ:      2.7人
ウイルス性肝炎:      2.5人
腸管感染症:        1.9人
結核:             1.8人

その他の病気。
糸球体疾患及び腎尿細管間質性疾患: 3.8人
脊髄性筋萎縮症及び関連症候群:    2.0人

現在の日本ではほとんどの国民がマスクを着用し、ソーシャルディスタンスとかフェイスガードとか、アクリル板や透明シートなど、意味不明の行動が蔓延している。狂気の世界。コロナを恐れるなら、糸球体疾患及び腎尿細管間質性疾患や脊髄性筋萎縮症及び関連症候群を恐れた方がよほど理にかなってる。
 
関連記事
スポンサーサイト



*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

時の旅人

Author:時の旅人
辰年の獅子座のO型

最新記事

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

月別アーカイブ

右サイドメニュー

検索フォーム

最新トラックバック