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風の行方とハードボイルドワンダーランド

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新型コロナ:ツインデミックは起こらない!(3)

PAHO(Pan American Health Organization)が南北アメリカのインフルエンザの現況に関する秀逸なレポートをまとめている。
20200919PAHO.png

この中に昨日の疑問に対する完ぺきな回答となるデータが示されていた。その核心のデータがこちら。見やすいよう拡大しているので画像がボケてしまったが、怪しいデータではなく本質的に問題はない。世界各国が同様のデータを長期間にわたり採取蓄積、そして公開してくれればと思うが、ざっと検索したところこのデータがあるのは南北アメリカ諸国に対してだけだった。

詳細は不明なものの検査対象となった患者から得られた、3つのウイルスの感染率の一年間の推移である。3つのウイルスとは、インフルエンザウイルス(赤)、RSウイルス(青、後述)、そして新型コロナウイルス(紫)。原図は6年間のデータであるが、説明のため2019年と2020年の現在までの推移を切り取って拡大した。

2019年(他の年も同様なので割愛)を見ると、年央、すなわち南半球の冬にインフルエンザウイルスとRSウイルスの検出率がピークを形成している。要するに毎年冬になると程度や時期に多少の差はあるがインフルエンザが流行しているということを、ウイルスの感染率で示している。

2020年。南米でCOVID-19の感染が見え始めたのは3月半ば。第10週前後である。それに対応して紫色のコロナウイルスの検出率が急増する。急増時期も第10週ぐらいで臨床データと一致している。驚くべきことに、コロナウイルスの急増とともに例年急増するインフルエンザとRSウイルスが、コロナウイルスと刺し違えるように絶滅している。一番下の目盛りは0である。この種の統計で0を観察するという状況は極めて特異とみて良い。
20200919ウイルス干渉

これこそがウイルス干渉そのものである。ウィキペディアにはこうある;
ウイルス学における干渉とは1個の細胞に複数のウイルスが感染したときに一方あるいはその両方の増殖が抑制される現象。干渉の機構として、一方のウイルスが吸着に必要なレセプターを占領あるいは破壊してしまうために他方のウイルスが吸着することができなくなる、増殖に必要な成分が一方に利用され他方が利用できない、一方が他方の増殖を阻害する因子を放出するなどの異種ウイルス間の干渉現象のほか(以下略)

データは明らかなに強力なウイルス干渉の存在を示しており、コロナウイルスによってインフルエンザウイルス(RSVも)の増殖が完ぺきに阻害されていることを示す。わかりやすく言えば、コロナウイルスが優勢であればインフルエンザは発生しない。

日本の場合、コロナの感染が増加するよりもかなり前の年初にインフルエンザのピークを迎えたように見える。(1)で記したように年末年始を含め、当時は多数の中国人が来日していた。新型コロナウイルスは昨年より持ち込まれていたのだが、1月2月の時点でPCR検査の必要性すら少なく、十分な検査がされていなかっただけだろう。不顕性感染、もしくは軽症なので風邪とみなされていたと考えられば整合性は保たれる。

だから日本だけでなく北半球の各国でツインデミックは起きないと考える方が妥当だろう。実は南半球、インフルエンザの流行期とコロナの感染爆発期が重なったので、本来ツインデミックが最初に危惧されねばならないはずだ。が実態はここまで縷々記したとおりツインデミックどころかインフルエンザは絶滅してしまった。ツインデミックどころか、インフルエンザの感染自体が異常に少なくなる可能性が大きい。

この事実はさらに、極めて有効なインフルエンザ流行阻止対策の可能性を示唆している。日本では季節性のインフルエンザが毎年感染爆発を起こしている。「有効な」インフルエンザワクチンが開発され、国を挙げてワクチン接種が奨励、実行されているにも係わらず、だ。しかし、PAHOのデータはコロナウイルスがワクチンとして100%の効果を持つことを実証している。コロナウイルスによるウイルス干渉のメカニズムが解明され、現在のワクチンとは別のメカニズムのワクチンが開発されれば、インフルエンザの脅威から人類は解放され、年間数十万人の死者と数億人の患者、巨額の医療費や国庫負担、そして製薬会社の利益が蒸発することだろう。

上図の原図はこちらで、アルゼンチンとチリのそれぞれ過去5年間のウイルスの分布の推移である。この二か国だけでなく、北米の国々を含め、すべて同一の傾向を認めることができる。疑い深い方、今年のインフルエンザの流行に危惧を感じる方やコロナの影響などないという方はぜひ元資料をご確認のほど。

20200918WHOAmerikaReport35Argenchin.png

20200918WHOAmerikaReport35Chili.png

RSウイルス(RSV)。馴染みがないが、きわめて普通のウイルスらしい。以下ネット情報からの概要。
RSウイルス感染症は日本では秋から冬にかけて流行します。1歳までに50%、2歳までにほぼ100%の小児がRSウイルスに感染します。しかし、RSウイルスに対する免疫の持続期間は短いため、一度感染した後も生涯にわたり感染を繰り返します。RSウイルスに感染すると、4日から6日の潜伏期を経て、発熱、咳、鼻汁などの感冒症状が出現します。健康な成人では、感冒症状のみで軽快することが多く、(以下略)
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