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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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日本の不都合な未来(2)

先日知人からこんなメールが来た。「日本の債務状態についてのHP拝見。そろそろジンバヴェ状態に備えようと思いますが、具体的に何かやってますか?」。HPとは「日本の不都合な未来」という記事らしい→こちら

丁寧に現状を述べた返信をしたが、いい機会なので補足をしておく。財務省が昭和20年からの財政の変遷という素晴らしいデータを公開している。近年の状況を明示している図は頻出するが戦後から、というデータは日本経済を一望できる貴重なもので永久保存しておきたいぐらい。

簡単に記すと、赤線が国家予算=支出、青線が税収=収入で穴埋めを新規国債の発行で補っている。その額が灰色の棒グラフで、今年コロナに関わる財政出動により、国債発行額が倍増したことまで記されている。緑色の帯グラフが発行済み国債の累積額。先日書いたニュースは、この額が戦費調達のための国債発行額を上回った、とい話。

この図には大きなトピックが記されており、昭和20年の項には「金融危機措置令(預金封鎖、新円切替)」とある。そのおかげで、歳出が歳入を上回る赤字予算が始まる昭和50年まで、日本の財政は収支が均衡した健全な財政状態を戦後30年間もの長期にわたって続けていた。
20201024日本の財政変遷

では、「金融危機措置令(預金封鎖、新円切替)」で何が起きたか?

下図はやはり財務省HPの資料から。戦費調達のため戦時中は現在のように国債の増発を続け、終戦時には債務残高がGDP比で現在の国債残高レベルに達していた。戦争が終わり、需要爆発が起きたこともあって、ハイパーインフレが発生した。注目すべきことに、財務省自らが図中に「ハイパーインフレーション発生、預金封鎖、新円切替、等による債務調整」と記している。戦争が終わり、需要爆発が起きたこともあって、ハイパーインフレが発生したらしい。

その結果、図にあるように翌年の債務残高はGDP比60%に減少、その後GDPの増加とインフレもあってか昭和40年代には10%程度までに健全化している。
20201024金融緊急令

GDP比2倍を超える国債を増税で償還するためには、よほどの高度経済成長と低金利が長期間継続しなければならない。現実的には不可能な条件なので、日本の国債残高は発散、すなわち債務爆発に至ることは気の利いた中学生でもわかるぐらい。

世界経済と実情と日本の実態を鑑みれば、現在の国の債務を子や孫の世代に引き継ぐことを避ける解決策は、インフレと新円発行による現在の円の価値の激減しかない。戦後の実例だと、GDP比で4分の1ぐらいまで減らした結果になっている。現在の日本に当てはめてみると、円が400円になれば物価も上昇、国債残高の現在価値は四分の一になる。これは同時に金融資産で現在1000万円持っている人は、その価値が250万円に減るということでもある。

個人には不都合だが、子や孫は現在のGDPの2倍以上の国債残高を憂うことなく幸せな未来が約束される。今生きている高齢者は、国債の発行による予算で今の生活を楽しんできたのだから、借金を生きているうちに清算しておくのが、人としての道であろう。これを実行すれば悔いなく成仏できる。めでたしめでたし。

では、なぜずっとインフレも起きず円もむしろ円高なのか?
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