アメリカ大統領選挙の開票状況（３）

ネバダ州でバイデン氏が勝っておしまいと一昨日まで思っていたが、ペンシルバニア州でバイデン氏が逆転、99％開票済みとかでネバダ州の結果を待たず近いうちにバイデン新大統領が誕生しそう。Congraturation。

興味深いのが、ペンシルバニア州の群別の結果。州は多数の群に分かれており群ごとの投票結果が公表されている。それが下図の右側。赤がトランプ大統領で青がバイデン氏。開票済みの2郡はトランプ勝利が確定（意味はないけど）、その他の群でもピンクのトランプが目立つように、群別ではトランプの圧勝。しかし、得票数では青のバイデンがわずかではあるが上回っている。即ち、青の群の人口が多いということを意味しており、バイデンは都市部、トランプは田舎で人気、ということらしい。


ペンシルバニア州といわれても、多くの日本人は何のイメージもないと思うが、ペンシルバニア州はマーセラスというシェールガスの大産地である。実は、これまで数多記してきたシェールガスの記事はここでの話。会社を辞める前の数年間はそのプロジェクトを主管していた。もちろん現地も訪問している。中でもトランプが勝った右上のBradford　Countyは生産性のすこぶる良いシェールが広がっていた。下の地図はその時のシェールガス分布エリアを示していて、上図の群地図で青の四角で示したエリアに相当する。ニューヨークに近いとはいえほとんど森林地帯で、田舎と記した次第。

アメリカ関連のニュースあると、自分の人生とけっこう濃い関連で重なることが多い。今年も3-4件、記事を書いたような気がする。ボーッと生きているようでも人は世界と繋がっているんだなと、思いつつ古い記憶がよみがえる。