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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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GO TO トラベル 停止の効果の検証

11月下旬に「札幌市または大阪市を目的地とする旅行」をGo Toトラベルキャンペーンの適用対象外とすることが各知事並びに政府の意向で決まった。次いで両市在住の住民も適用対象外に。当時、両市で新型コロナウイルス感染者が急増していたので、両市を訪問した旅行者による全国への拡散防止ならびに両市民によるコロナ輸出防止が目的だった。

11月末のブログにこう書いた。 「今回、期せずして、人口の大きな2都市が自らサンプルを買ってくれたおかげで、Go Toトラベルのあるなしに関し大規模な社会実験進行中となった。いわば両都市は弱い都市封鎖下にあるようなものなので、三週間後に全国の感染者数の正確な分析をすれば、Go Toトラベルが感染の拡大に寄与するのか、否か、はたまたよく分からないことが分かるのか判明するはず。」

背景には下記の不都合な真実があり、GO to トラベルは感染拡大の要因ではなく、秋の北海道の感染拡大は他のメカニズムによることが明らかに思えたから。すなわち、GO TO トラベルは感染拡大に中立、もしくは無関係。下記もその日のブログの転記。
参考までに今日までの北海道の感染者数の推移。Go Toトラベルは7月22日から実施されており、夏休み期間という道外からの旅行者が増加したはずの夏休み期間(下図の赤帯)に、感染者の増加は見られなかった。すなわち、外部からのコロナ持ち込みはなかったといっていい。
20201123北海道新聞

そこで、大雪の記事で遅くなったが、札幌と大阪両市へのGO to トラベル除外ならびに両市民の他県へのGO to トラベル除外効果を検証する。全国的に減少していればGO to トラベルが感染拡大の一因である可能性があるといえる。一方、減少が見られなかったら、何の影響もない可能性が高い。

では結果。絵を二つ並べたが主旨は同じ。両市のGO toトラベル停止の結果、全国的に感染者は増加した。以上。
20201221Go to 停止
20201221日本-2

多分反論のつもりで、「両市のGO toトラベル停止の結果により、感染拡大がこの程度で済んだ」という人もいるだろう。が、その反論自体、感染増加はGO toトラベル停止よりも強い感染拡大メカニズムが別に存在していることを認めているのと同じ。

新型コロナウイルスによる国内の感染拡大がはじまって10ヶ月、20万人近いサンプルがあるので日本の感染のメカニズムはかなり見えてきたといっていいい。むしろここまでの半年は、それまでの知見や仮説が証明されただけにすぎないともいえる。今後時間がある時に、見えてきたコロナについて改めて記していこうと思う。
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