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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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日本におけるコロナの実態(3);マスクの効果

新型コロナウイルスに関して最初に書いた記事が2月下旬の「コロナ vs. インフルエンザ」、3月に入りインフルエンザがどのようなものかについて数本の記事をまとめた。次いで「マスクの効用」と題して、「さてマスク、素材は不織布とかガーゼ。健全な人が予防のためにつける際の機能は、感染者から発生する飛沫も含めて大気中の微粒子をマスクで濾過し、口や鼻に無害な空気だけを取り込むことにある。しかし、マスクの濾過機能、呼吸に妨げにならないぐらいであるから、目は粗い。花粉症対策などの場合はそれでも有効だろうが、ウイルスの防御には無力である。」と記した。

当時の記述にはこんな記述も。「ちなみに5ミクロン以下の飛沫言い換えれば汚染微粒子による感染を空気感染、5ミクロン以上だと飛沫感染というそうだ。」

10か月前から書き続けてきたことではあるが、改めてマスクの効用について整理しておく。

マスクの機能の一つが濾過機能、すなわち花粉からほこり、飛沫やウイルスまでをマスクで濾過することにより、それらを吸い込むことを防ぐことにある。まずそれらの大きさの確認。下図はJHPIA(全国マスク工業会)の図、一目でわかるように、インフルエンザウイルス(コロナウイルスも同じ)と花粉とコロナウイルでは桁違い。新型コロナウイルスの感染では、ずっと小さいマイクロ飛沫の影響が大きいことがわかっている。家庭用マスク、ガーゼ製とか手作りの衣類の布製とかのマスクでは花粉も十分防止できないと理解している。
20200608マスク1

一方、病院などで医者などが使用するマスクがN95防護マスク。帯電繊維による吸着により、「N95マスクは、公称0.3μm以上の濾過能力保証ですが、実際には0.1μm程度までは濾過能力があると経験的に知られていますのでウィルスにもある程度有効である可能性があります。」

今回再掲した理由はその機能もさることながらその着用上の注意。口や鼻に密着させ、空気の侵入を妨げ、呼吸は100%マスクを通すように設計されている。
20200608マスク3

それでも万全ではないのは、病院で医師や看護師が感染している実態をみればわかるだろう。9月のNHKのコロナ特集でも、病院(確か外国の例)で患者の周りの25人の医療関係者25人全員がマスクをしていたが、12人が感染し13人が感染しなかったという実態が取り上げられていた。いわんや花粉すら通す家庭用マスクや手作りマスクを花や口許をスカスカにして着用しても、コロナウイルスの感染防止に無力なのは自明。(1)に記したように、基本的感染防止策と感染者数が無関係なのは当然の結果である。

マスクの効果としてしばしば引用されるのが「富岳」によるシミュレーション結果。マスクをすると飛沫の飛散を防止できるというわかりやすい科学的証明。しかしその程度のことなら、小学生でも90%は想定できるからシミュレーションする価値は全くない。さらに問題なのは、くしゃみのような大粒の液体飛沫が感染拡大の主因であることの言及も証明もしていないこと。昨日も記したように感染の主因は高密度のウイルスもしくはウイルスを含む空気を長時間吸い込み、肺胞に大量のウイルスが運ばれることにある。
20201227東京都飛沫

マスクのの感染防止効果という科学的根拠のないことを信じるのは信仰、イワシの頭を信じるのと変わらない。マスクをするのは自由だが、信仰を強要されるのはいい迷惑と半年前に書いた。いわんや、フェースガードとかテーブルの衝立とかイワシの頭の象徴そのも。

だから街を歩くときや電車バスなどは個人的な信仰に制約を受けないので、マスクはしていない。少なからぬ人が真夏にマスクをしていたが、イラン女性の二カーブと同じで信仰上の自由とはいえご苦労様と思って見ていた。

ただし、マスクは常に常備し必要なときは着用している。必要な時とは飲食店や買い物でお店に入る時。個人営業の店では、店の保有者に客を選別する権限がある。イスラム教徒のレストランが、豚肉を食べたいという客を拒否できるのと同じ。入店するためには、経営者の戒律に従わねばならない。句会などで自治体の施設に入らねばならない時も着用する。公務員は自治体の命令を遵守するのが職務であり、係の人と信教の自由について語り合っても困らせるだけだから。








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