Entries
2020.12/29 [Tue]
年末の大雪に対する緊急発表
先日雪下ろしに一泊二日で出かけた際に、次回は30日ぐらいから1月7日まで長居しようかと話していた。その後、年末に12月中旬の記録的豪雪時を上回る大型寒気団の南下の予報が出た。実際にどうなるか様子を見ていつ出かけるか決めようと思っていたら、昨28日に、国土交通省と気象庁とのコラボで、大雪に対する緊急発表なるものが発表された。12月中旬の関越道の立ち往生事件に学習しての国民に対する事前メッセージだろう。
気象庁の見通しでは30日12時から31日12時までの24時間降雪量が関東甲信越地方で40-60センチとの御託宣。30センチの降雪量自体はたいしたことなくても、除雪できなくて路上に30センチ積もってしまうと上り坂ではスタックのリスクが生じる。その通りかな、と思い、まさに不要不急の外出を控え年末の出発を中止し、正月に入り大雪の峠が超えそうな3日に出ることにした。

今朝、31日午前零時の気象庁の高層天気図が更新された(下図)。確かに大規模にして強力な寒気が南下するとの計算結果が示され、マイナス36度の等温線は能登半島の間近に迫っている。これは大雪の典型的なパターン。
しかし奇妙なことに、縦線で示される(T-TD),の大きなエリアが本州中部の豪雪地帯に現れていなかった(赤丸の中)。(T-TD),は地上3000メートル付近の気温と大気の露点温度との差。湿った空気ほど露点温度は高い。夏、ちょっと強い冷房にすると窓ガラスに水滴が付くことがあるのがその例。
冬型の地上気圧配置と強い寒気の南下は普通セットになっていて、さらに日本海からの湿った空気による高い露点温度と寒気との大きな温度差が生じるので縦線エリアとの3点セットになる。これが大雪の必要十分条件。

12月中旬の大雪時の日本海の海面温度は平年より高かった。そのため大気中の水分量が平年より多くなり記録的豪雪となった。現在の日本海の海面温度は当時より2度ぐらい低い。その分だけ大気中の水蒸気量は少ない。よって、年末の降雪量は前回より少ないから大雪にはならない。むしろ、なぜかわからないが、空気がよりドライとの計算結果になっており、通常よりも降雪量が少ない可能性すらある。
しかしながらそれも可能性、明日の予測がどうなるかわからないが、大寒気団が南下していることは確実なので、やはり今回はお正月の出発にする。自然とは戦わないで逃げる、というのが我が人生観だから。

気象庁の見通しでは30日12時から31日12時までの24時間降雪量が関東甲信越地方で40-60センチとの御託宣。30センチの降雪量自体はたいしたことなくても、除雪できなくて路上に30センチ積もってしまうと上り坂ではスタックのリスクが生じる。その通りかな、と思い、まさに不要不急の外出を控え年末の出発を中止し、正月に入り大雪の峠が超えそうな3日に出ることにした。

今朝、31日午前零時の気象庁の高層天気図が更新された(下図)。確かに大規模にして強力な寒気が南下するとの計算結果が示され、マイナス36度の等温線は能登半島の間近に迫っている。これは大雪の典型的なパターン。
しかし奇妙なことに、縦線で示される(T-TD),の大きなエリアが本州中部の豪雪地帯に現れていなかった(赤丸の中)。(T-TD),は地上3000メートル付近の気温と大気の露点温度との差。湿った空気ほど露点温度は高い。夏、ちょっと強い冷房にすると窓ガラスに水滴が付くことがあるのがその例。
冬型の地上気圧配置と強い寒気の南下は普通セットになっていて、さらに日本海からの湿った空気による高い露点温度と寒気との大きな温度差が生じるので縦線エリアとの3点セットになる。これが大雪の必要十分条件。

12月中旬の大雪時の日本海の海面温度は平年より高かった。そのため大気中の水分量が平年より多くなり記録的豪雪となった。現在の日本海の海面温度は当時より2度ぐらい低い。その分だけ大気中の水蒸気量は少ない。よって、年末の降雪量は前回より少ないから大雪にはならない。むしろ、なぜかわからないが、空気がよりドライとの計算結果になっており、通常よりも降雪量が少ない可能性すらある。
しかしながらそれも可能性、明日の予測がどうなるかわからないが、大寒気団が南下していることは確実なので、やはり今回はお正月の出発にする。自然とは戦わないで逃げる、というのが我が人生観だから。

- 関連記事
-
- 最強寒波とベニズワイガニ
- 最強の寒波
- 年末の大雪に対する緊急発表
- 大雪の後
- 大雪三日目
スポンサーサイト
*Comment
Comment_form