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2021.01/09 [Sat]
日本におけるコロナの実態(7);感染爆発の行方
日本でもCOVID-19の感染者が急増中。

首都圏の1都3県には緊急事態宣言が発令され、世は大緊縮ムード。東京都では日々1万人あたり2人弱と感染者が急増しており、感染者と非感染者との接触を完全に防ぐことができれば感染拡大防止に寄与することができるのは明らか。その具体的手段として下記の自粛要請や規制がなされることになった。ただし、感染するためには感染者に接触するという奇遇に恵まれ、かつ非感染者がなんらかの感染しやすい条件を持ち合わせていなければならない(院内クラスターにおいて罹患する人もしない人もいる)。
内容はこんな感じ
さて、この爆発的感染急増、これから先どうなるか?を考える。
新型コロナウイルスと形態的によく似たウイルスが、普通のコロナウイルスとインフルエンザウイルス。うち感染データが豊富なのがインフルエンザウイルス。大きな違いが新型コロナウイルスが肺胞細胞の受容体に結合、感染するのに対し、インフルエンザは上気道、鼻とか喉の粘膜に感染する。
インフルエンザは多くの国民がワクチンを接種しているにもかかわらず、毎年ほぼ1000万人が罹患する。この数字は厚生労働省のHPから引用。その爆発的感染拡大と急速な収束パターンは冬の12月から2月に限られ、かつ毎年同じパターンを繰り返す。患者数が莫大なので、厚生省は収集しているのはサンプル調査、全国の確か5000ほどの調査ポイントの患者数を集計、処理しているので実数ではなく各年の感染者数の相対比較になるが、それで十分。

実数に関しては推計になり、その結果がこちら。3年分だが、この年では1月下旬から2月初がピークで、一週間の感染者(=受診者)数は200万人から280万人ほど。

もう少し長い期間(10年間)でみるとこんな感じ。確か昨年、実数の推計手法が変更になり一回り少なくなったと記憶するが、多少ピークの人数と時期にばらつきが見られるが、概ねピーク時には200万人前後の感染者があり、その時期は1月下旬から2月中旬と認識してよい。
インフルエンザの感染状況の特徴は、ワクチンを接種している人が少なからずいる点を除けば、感染拡大防止に対し自粛要請も飲食店の時短もテレワークの要請もなく自然放置していること。一方、クラスターの発生した学級もしくは学校に臨時休校を各自治体が要請している。
もう一つの特徴が感染規模。一週間で200万人ということは日々の感染者はピーク時で、30万人から20万人程度。コロナが肺胞という人体深部の感染しにくい部位で増殖するのに対し、インフルエンザは上気道なので経口感染もあり容易に感染しやすい。

ということで結論というか感想。
冬場に呼吸器系に感染するウイルスの感染者数が増えることは必然であり、例年インフルエンザなどが冬に猛威を振るうことで立証されいる。インフルエンザも新型コロナウイルスも形状はほぼ同じ。冬に入ってCOVID-19の感染者が増えるのは当然と言えば当然。また、一般に冬になると肺炎の患者や他の病気の重症者が増加するという医者の記事を見たこともある。
今回のCOVID-19の感染者や重症者の増加、単なる季節要因である可能性も大きいのではないか?。その場合、しばらくは感染者は日々急増、東京では1万人あたり10人ぐらいになるのかもしれない。その間、新聞テレビは国民の不安を煽り、また各知事も無策でいるわけにはいかず飲食店等に犠牲を強いる。
その後、2月初旬から中旬にかけインフルエンザのように急速に収束する。理由はわからないが、国民のほとんどがインフルエンザの被曝による免疫獲得なのかも知れない(独り言です)。南米の国々は7-8月が冬でインフルエンザのピークである。今年は9月に書いたウイルス干渉により、インフルエンザはほぼ絶滅したが、いくつかの国ではCOVID-19のピークが見られそして沈静化した。ただしすべての国ではなかったので、やはりあまり強く主張できない。
あまり強く主張できないので「感想」としたが、合理的な可能性かと思う。2月に全国的に感染拡大が収束すれば、各知事や政府は政治主導の成果だと自画自賛するだろうが、緊急事態宣言が現在1都3県だけなので、やはり感染爆発は季節要因による自然現象だったと言えるはず。ただ近畿や他府県の知事も緊急事態宣言を出して、出してと政府に要請中とか。せっかくのCOVID-19の実態を解明できる良い機会なのに残念。

首都圏の1都3県には緊急事態宣言が発令され、世は大緊縮ムード。東京都では日々1万人あたり2人弱と感染者が急増しており、感染者と非感染者との接触を完全に防ぐことができれば感染拡大防止に寄与することができるのは明らか。その具体的手段として下記の自粛要請や規制がなされることになった。ただし、感染するためには感染者に接触するという奇遇に恵まれ、かつ非感染者がなんらかの感染しやすい条件を持ち合わせていなければならない(院内クラスターにおいて罹患する人もしない人もいる)。
内容はこんな感じ

さて、この爆発的感染急増、これから先どうなるか?を考える。
新型コロナウイルスと形態的によく似たウイルスが、普通のコロナウイルスとインフルエンザウイルス。うち感染データが豊富なのがインフルエンザウイルス。大きな違いが新型コロナウイルスが肺胞細胞の受容体に結合、感染するのに対し、インフルエンザは上気道、鼻とか喉の粘膜に感染する。
インフルエンザは多くの国民がワクチンを接種しているにもかかわらず、毎年ほぼ1000万人が罹患する。この数字は厚生労働省のHPから引用。その爆発的感染拡大と急速な収束パターンは冬の12月から2月に限られ、かつ毎年同じパターンを繰り返す。患者数が莫大なので、厚生省は収集しているのはサンプル調査、全国の確か5000ほどの調査ポイントの患者数を集計、処理しているので実数ではなく各年の感染者数の相対比較になるが、それで十分。

実数に関しては推計になり、その結果がこちら。3年分だが、この年では1月下旬から2月初がピークで、一週間の感染者(=受診者)数は200万人から280万人ほど。

もう少し長い期間(10年間)でみるとこんな感じ。確か昨年、実数の推計手法が変更になり一回り少なくなったと記憶するが、多少ピークの人数と時期にばらつきが見られるが、概ねピーク時には200万人前後の感染者があり、その時期は1月下旬から2月中旬と認識してよい。
インフルエンザの感染状況の特徴は、ワクチンを接種している人が少なからずいる点を除けば、感染拡大防止に対し自粛要請も飲食店の時短もテレワークの要請もなく自然放置していること。一方、クラスターの発生した学級もしくは学校に臨時休校を各自治体が要請している。
もう一つの特徴が感染規模。一週間で200万人ということは日々の感染者はピーク時で、30万人から20万人程度。コロナが肺胞という人体深部の感染しにくい部位で増殖するのに対し、インフルエンザは上気道なので経口感染もあり容易に感染しやすい。

ということで結論というか感想。
冬場に呼吸器系に感染するウイルスの感染者数が増えることは必然であり、例年インフルエンザなどが冬に猛威を振るうことで立証されいる。インフルエンザも新型コロナウイルスも形状はほぼ同じ。冬に入ってCOVID-19の感染者が増えるのは当然と言えば当然。また、一般に冬になると肺炎の患者や他の病気の重症者が増加するという医者の記事を見たこともある。
今回のCOVID-19の感染者や重症者の増加、単なる季節要因である可能性も大きいのではないか?。その場合、しばらくは感染者は日々急増、東京では1万人あたり10人ぐらいになるのかもしれない。その間、新聞テレビは国民の不安を煽り、また各知事も無策でいるわけにはいかず飲食店等に犠牲を強いる。
その後、2月初旬から中旬にかけインフルエンザのように急速に収束する。理由はわからないが、国民のほとんどがインフルエンザの被曝による免疫獲得なのかも知れない(独り言です)。南米の国々は7-8月が冬でインフルエンザのピークである。今年は9月に書いたウイルス干渉により、インフルエンザはほぼ絶滅したが、いくつかの国ではCOVID-19のピークが見られそして沈静化した。ただしすべての国ではなかったので、やはりあまり強く主張できない。
あまり強く主張できないので「感想」としたが、合理的な可能性かと思う。2月に全国的に感染拡大が収束すれば、各知事や政府は政治主導の成果だと自画自賛するだろうが、緊急事態宣言が現在1都3県だけなので、やはり感染爆発は季節要因による自然現象だったと言えるはず。ただ近畿や他府県の知事も緊急事態宣言を出して、出してと政府に要請中とか。せっかくのCOVID-19の実態を解明できる良い機会なのに残念。
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