fc2ブログ

風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

Entries

日本におけるコロナの実態(8);インフルエンザと新型コロナの素敵な関係

昨年8月26日の日経新聞の記事。「新型コロナウイルスとインフルエンザがこの冬に同時流行する「ツインデミック」への懸念が高まり・・・」と、国民の不安を煽るべく熱く語っていた。当時、ツインデミックの可能性に対しての異論は皆無だった。
新型コロナウイルスとインフルエンザがこの冬に同時流行する「ツインデミック」への懸念が高まり、インフルワクチン接種の重要性が増している。厚生労働省の専門部会は26日、高齢者や医療従事者、妊婦、子どもの接種を優先する案を了承した。ただ全国民には行き渡らないため、混乱を避ける体制づくりが不可欠だ。

2019~20年の冬のインフルは推定患者数が700万人と例年に比べて小規模な流行だった。しかし、けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫感染制御センター長は今冬について「1000万人規模の流行を想定し、対策を万全にする必要がある」と指摘する。

専門家はツインデミックを懸念する。症状からインフルと新型コロナを見分けるのは難しい。世界保健機関(WHO)はインフルワクチンの接種を強く推奨している。医療現場の負担を減らし、自身や周囲を守るために、ワクチン接種でインフルの症状が悪化するのを防ぐ必要がある。両方にかかり、重症になった患者の報告もある。


これに対し9月16日から20日にかけてに「新型コロナ:ツインデミックは起こらない!」と題した記事を3回に分けて書いた。もちろんおしゃべりではなく、学術論文ではないものの、信頼に足る公開されたデータをもって根拠を示している。→こちら

ただこのブログだけではもったいないので後日「アゴラ」に要約版を投稿、「ウイルス干渉でツインデミックは起こらない!」と改題されて全国板で公開されている。この時点で実名をもって世界を敵に回したわけだ。採用したアゴラの編集長も立派。→こちら

さて、実際のインフルエンザの感染状況はどうなっているのか?厚生労働省は毎週報告書を公開している。1月7日版には昨年最終週のモニター結果が示されていた。昨年同期の報告数115,002件の報告に対し、今年は69件。約2000分の1しかない。5週分の推移も示されており、この週だけでなく、その以前も全く同じ。

ツインデミックは生じないどころか、インフルエンザは絶滅したに等しい。こんな当然の帰結も想定できないのが、厚生労働省の専門部会と感染制御センター長と専門家という現実。

20210110インフルエンザ報告数

なぜ断言できたかという根拠は以下の南米における感染者のウイルスの種の分析データ。今年の夏のインフルエンザ流行期、新型コロナウイルス(右端が2020年、紫)が、インフルエンザウイルス(赤)と他のウイルス(青)を駆逐していた。詳しくは上記のブログに記載してある。

新たな発見は、すなわちインフルエンザの発生状況は、コロナの感染状況に対する絶好の指標になるということである。インフルエンザが絶滅していれば、国民のほとんどが発症していなくても新型コロナウイルスの被曝を受けていることになる。
20200918WHOAmerikaReport35Chili.png

以上は今日の話の前提の復習。

下図は厚生労働省の公開している昨年のインフルエンザの感染状況、過去10年の経緯も合わせて示している。赤の四角と太線が2020年。昨年の流行期におけるインフルエンザの報告数は例年に比べ異様に少なかった。この事実を最初に記したのは7月23日の記事で、その時点で新型コロナウイルスとの関連には思いつかなかった。
20210101インフルエンザ(厚生省)

なぜ、半減していたのか?これも9月のツインデミックの記事で述べたように、12月からのウインターシーズンにかけて入国した中国人観光客の持ち込んだ新型コロナウイルスの効果と考えるとわかりやすい。新型コロナウイルスは無症状の感染者も多い。肺胞で増殖するわけだが、発症に至らぬ程度でも感染すれば、息をしている限り呼気に含まれてウイルスは拡散する。空気感染というと危険な印象を禁じえないが、一昨年の暮より、実はウイルス密度の低い空気に少なからぬ日本人が晒されていたというのが正確な表現だろう。

ウイルスの被曝を受ければ、人は免疫機能が起動する。その結果ウイルス干渉が生じたため、昨年の流行期にインフルエンザは半減した。ただ感染源が中国人だけだと、日本人の被曝される割合は限定的ゆえに半減であった。

さて、今シーズン。まだ統計は出ていないが、インフルエンザの発生はほとんど観察されないだろう(図の黄色)。すなわち、これまでのほぼ1年間で日本人のほとんどが幸いなことに新型コロナウイルスの被曝を受けていることがわかる。

ウイルス干渉が観察されるほどの新型コロナウイルスに対する何らかの抗体(ワクチンと同じ効果)を持っている日本人がほとんどなのになぜ感染者が爆発的に増えるのか?

これは質問がまず間違っている。現在の日本の感染者の発生状況は1万人あたり東京でも多くて二人。感染経路の判明している人が常に3-4割はいるので、自然に感染し発症している人は1名ぐらい。感染者数の伸び率は大きいが爆発的に増えている状況とは思われない。また重症者も少なく、死亡者の大半は高齢で既往症のある人。普段健康に過ごしていて感染、発症する人は、増えているとはいえ欧米に比べて非常に少ないのが」現状。これは、結核に対する免疫機構と新型コロナウイルスの被曝による何らかの免疫をすでに日本人が獲得しているためと思われる。

感染者の累計が30万人近くに上るのだから、むしろ、どのような人が発症するのかを検証をすることが、日本の窮状を救う近道であろう。

関連記事
スポンサーサイト



*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

時の旅人

Author:時の旅人
辰年の獅子座のO型

最新記事

カレンダー

03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

月別アーカイブ

右サイドメニュー

検索フォーム

最新トラックバック