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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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プラチナの毀誉褒貶

日経平均が30年ぶりの高値とかでご同慶の限りだが、白金というかプラチナの価格も秋から上昇している。今朝の新聞に白金について熱く語られた6段抜きの記事が掲載されていた。
今朝の日経新聞 20210210プラチナ記事

以前白金について何か書いたよな、と検索してみると2019年の6月に解説のような記事だった。そのマクラがこちら。
五十代の頃、アメリカやカナダに数多く出張していたので、コンチネンタル航空(現ユナイテッド航空)のマイレージカードはゴールドカードの上のクラスのプラチナカードだった。妻用の結婚指輪もプラチナだった。埋蔵量も生産量も金よりはるかに少ない希少性が評価され、プラチナ(白金)はゴールド(金)よりも高価な貴金属、というのは世界の常識の一つだった。実際、日本や中国で宝飾品向けの需要が急増し、主産国の南アフリカ共和国の供給不安も響いた2008年には金の2倍超となる2267ドルをつけたほど。

その後、白金の評価は下がる一方で、いつしか金の価格を下回り、今や金と白金の価格差は1トロイオンス当たり500ドルというのがその時の記事の主旨。
金と白金1

そして1年半後の今日の記事。昨年は1000ドルまで開いていた価格差が600ドルまで縮小しているそうだ。

英精錬大手のジョンソン・マッセイ(JM)が10日公表した最新の需給報告によると、白金市場の需給バランスは20年に12.1トンの供給不足となった。不足幅は14年以来6年ぶり。南アの都市封鎖に伴う操業停止や大手鉱山会社の工場設備トラブルなどを背景に、供給量は前年比20%減の152トンとなった。総需要も同18%減の215トンとなったが、供給の減少幅が上回った。

白金の世界の供給量は年間概ね180トンほどであるが、この2年間需要が供給を上回っており、かつ昨年の供給量は南アのストで供給量が150トンにまで落ちたのが価格急騰の要因という説明。需給が価格変動の要因なら、2015年は価格が上昇してもいいはずなんだけど。いずれにせよ、この一年ちょっとの価格と金-白金の価格差はこんな感じ。
20210210白金価格推移

一昔前は金に対して2倍の価値が認められていたのに昨年は価値が半分にしか評価されなかったわけだ。横綱と十両だったのに、今は立場が逆転して、十両と横綱になったようなもの。金が何かいいことをしたわけでも、白金が何か悪いことをしたわけでもない。まさに毀誉褒貶。いろいろと価格変動の理屈説明はつくが、ただの世間の気分の違いという解釈が一番近い。

と、他人事のように書いているが、昨年の夏から秋にかけて白金を少々買った。世界の基軸通貨国が莫大な財政出動を実施、通貨の価値の毀損が明白なだけに、金よりも希少価値の高い白金の価値は上がるはず、と思ったから。今後の値動きは大きくなると思うが、貨幣価値が大幅に下がっている間は上昇傾向は継続するだろう、するんじゃないかな、して欲しいな、という今日この頃。所詮少額なのでどちらでもたいした影響はないが。

これが昨日の貴金属の価格、銅は貴金属とは言わないが金メダルと銅メダルの価値の違いがよくわかるトリビア。

20210210貴金属価格
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