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風の行方とハードボイルドワンダーランド

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森会長騒動と新聞倫理綱領

この話を最初に目にしたのがこの記事。たまたまNHKのニュースで小池都知事の歩きながらのコメントする場面が放映され、「話が長いのは人によるのではないか」と話していた。確かにそういうケースが実際にあるのは事実であり、まさに人によるよな、と思った。たぶん、話の一部だけが切り取られて記事になったのであろうから、余計な一言であるのは確かなものの、それで終わりの話。
4日の記事 
20210204森・朝刊

興味もなかったので新聞記事もニュースも耳に残らなかったが、事態は炎上して 「女性蔑視」発言により森会長が辞任へと発展した。
2月12日 日経新聞 20210212森辞任

では実際にはいかなる状況で、実際の話はいかなるものであったかを見てみると、悪意をもって「女性蔑視」と言いがかりを付けることも可能だが、実態は新聞記事から受ける印象とかなり異なった。昔、サヨクは敵対者にレッテルを付けることによって本質を矮小化し、大衆を思考停止状態にして洗脳するという手法を取っていたが、今回の件、デジャブのように見えたので実態を検証する。

事は3日、カメラの入っている日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会での森喜朗会長の40分ほどの講演だった。記事となった発言はその中の2-3分だろうから、全体の二十分の一ほど。

発言全文はネット上に3つある。
・この件の第一報を当日18:04に発した朝日デジタル「『女性がたくさん入っている会議は時間かかる』森喜朗氏」
・4日のスポニチ「森喜朗会長の3日の“女性蔑視”発言全文」
・4日の日刊スポーツ「森会長『NHKは動かないと』発言全文」

いずれも速記記録ではなく記者による書下ろしとみられ、故意もしくは言葉遣い上の差異が見られるが、一番正確そうなスポニチにの全文を掲載する。

1)これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。
話のマクラなのか、自分の体験としてラグビー協会の話。当該の女性理事は腹が立つだろうが実態は実態。小池知事じゃないが「人による」個別の話。こういう話を公の席ですることの是非をここでは論じない。

2) 女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。
これも、その続き。ありそうな話。発言の規制を熱く語った訳ではなくどうみても笑いを取ろうと思った感じ。発言の是非は検証の対象ではない。。

3) 私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです。
結論がこちら。ラグビー協会の女性理事と異なり、組織委員会の女性は話が的を得ていて非常に役に立っている、との讃辞にしか思えない。この結論部分の発言は、少なくとも日経新聞に記載されることはなかった。

会社に入社して知ったのが、女性社員が少なくより抜かれた人であったせいもあろうが、多数の男性よりはるかに優れていることだった。この思いは今も変わらない。まさに男女にかかわりなく「人による」だけの話だ。人選において性別を先に持ってくるから話がこじれるだけ。

なお、最後の一文、記事によって異なるので他の二つも載せておく。
・ですから、お話もシュッとして、的を射た、そういう我々は非常に役立っておりますが。次は女性を選ぼうと、そういうわけであります。(朝日デジタル)
・みんな競技団体のご出身で、国際的に大きな場所を踏んでおられる方ばかり、ですからお話もきちんとした的を射た、そういうご発言されていたばかりです。(日刊スポーツ)

いずれにせよこれが新聞記事になると「女性蔑視」というレッテルになる。

日本新聞協会という組織があって、「新聞倫理綱領「」なるものをHPに掲載している。その中の「正確と公正」という一節にこうある。
報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない。

加計学園の時の逆大本営発表はほとんど犯罪であったが、今回は、印象操作の妨げになる事実は隠蔽し、私的な話を全体象に変換するという、新聞による印象操作のマニュアルのような流れだった。新聞各社におかれてはぜひ新聞倫理綱領を毎朝暗唱してしてから仕事に就いていただきたい。

なお本稿とは別に、森会長、公の場での個人攻撃になることはもう少し表現を変えて言わないと、リーダーとしての資質は問われても仕方ない。一方、新聞テレビによる印象操作とはいえ、この程度のことでキチキチいう寛容性のない日本人が少なからずいることも情けない。
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